外務省・新着情報

令和3年12月7日

 12月7日、午前8時から約30分間、林芳正外務大臣は、カルロス・フランサ・ブラジル連邦共和国外務大臣(H.E. Mr. Carlos França, Minister of Foreign Affairs of the Federative Republic of Brazil)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、本日初めて会談できることを嬉しく思うと述べた上で、ブラジルは、基本的価値を共有する「戦略的グローバル・パートナー」であり、今後とも二国間関係及び様々な国際課題について連携していきたい旨述べました。
  2. 両外相は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の実現に向けて連携していくことで一致し、フランサ大臣から、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた取組への理解が表明されました。また、両外相は、来年からブラジルが安保理非常任理事国を務めることも念頭に、様々な国際情勢について、引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 両外相は、二国間関係を一層強化するため、様々な分野で緊密に協力していくことを確認するとともに、昨年11月に立ち上げた日米ブラジル対話を、価値を共有するパートナーとして、中南米及び国際社会の発展のために議論する場として活用していくことで一致しました。
  4. 両外相は、日伯経済関係には大きなポテンシャルがあり、今後様々な経済関係の強化のあり方について議論していくことで一致しました。また、両外相は、5Gについて、安全で、開放的で、透明性が確保された通信インフラを整備することの重要性について確認しました。
  5. 両外相は、今後とも両国でWTO改革に向けて議論を主導していくことが重要であることについて一致しました。また、両外相は、気候変動等について今後とも両国が議論を主導し、連携していくことを確認しました。

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