外務省・新着情報

令和3年12月6日

 12月5日、在京タイ王国大使館主催により、タイ王国ナショナル・デーに係るオンラインイベントが実施され、三宅外務大臣政務官が祝辞(ビデオメッセージ )を発出しました。

サワッディー・クラップ(こんにちは)。
シントン駐日タイ大使、御列席の皆様、12月5日のタイのナショナル・デーに際し、心よりお祝いを申し上げます。
日タイ両国の間では、皇室と王室の長く親密な御交流をはじめ、政治、経済、文化、スポーツ等、幅広い分野で、活発な交流が行われています。
そのような中、コロナ禍は、両国間の人的交流にも影響を及ぼしました。しかし、コロナに共に立ち向かう中で、改めて、お互いの存在の重要性を再認識することができました。日本はタイに、200万回分以上のワクチンの寄贈をはじめとする支援を行いました。また、タイ政府からは、タイに在住する日本人に対し、優先的にワクチン接種を進めていただきました。このような「困った時の真の友人」という関係は、今後も不変であると確信しています。
来年、両国は外交関係の樹立から135周年の節目を迎えます。タイは現在、ASEAN対日調整国であり、2022年のAPEC議長国でもあります。日本にとってタイとの関係は、二国間の文脈のみならず、地域協力の観点からも、今後ますます重要となります。私も外務大臣政務官として、日本とタイの戦略的パートナーシップの一層の推進に向け、尽力してまいる所存です。
最後に、両国の一層の発展と皆様の御健康と御多幸をお祈りし、私からの御挨拶とさせていただきます。
コープクン・クラップ(ありがとうございます)。

【参考】タイ王国ナショナル・デー

 12月5日はプミポン・アドゥンヤデート前国王の御生誕日。併せて同日は、同前国王が国父と慕われていたことから、タイにおける「父の日」であり、また、プミポン前国王が提唱した「足るを知る経済」における土壌保全に関する考え方が評価され、国連が「世界土壌デー」に指定している。


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