外務省・新着情報

令和3年12月4日

 12月3日、東京電力福島第一原子力発電所(東電福島第一原発)のALPS処理水の現状に関する韓国政府向け説明会をテレビ会議形式で実施しました。(当方:外務省、経済産業省・資源エネルギー庁、東電関係者、先方:国務調整室、外交部、原子力安全委員会、原子力安全技術院、海洋水産部等の関係省庁)

  1. 日本側から、11月17日に東電から公表されたALPS処理水の海洋放出による人及び環境への放射線の影響評価報告書につき説明を行い、質疑応答が行われました。
  2. 外務省、経済産業省・資源エネルギー庁からは、環境及び人の健康と安全への影響を最大限考慮し、国際基準及び国際慣行に則った措置をとる旨説明し、東電からは、人及び環境への放射線の影響について、国際的に認知された手法に従って評価した結果、一般公衆の線量限度等を大幅に下回ることが示された旨説明しました。
  3. 我が国としては、今後も関係省庁一体となって、東電福島第一原発の状況についての情報を、国際社会に対して、透明性をもって説明していく考えです。
(参考)ALPS処理水

 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))等により、トリチウム以外の放射性物質について安全に関する規制基準値を確実に下回るまで浄化した水。

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