令和3年11月26日(金)11:23~11:30 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 

 本日、第32回復興推進会議が開催されまして、国際教育研究拠点の法人形態等について決定されました。本日の会議におきましては、関係大臣から、この拠点を通じた福島の復興への取組について発言があり、これを受けて総理からは、国内外に誇れる研究テーマを具体化し、研究開発またその成果を産業化や人材育成につなげることなどにつきまして、関係大臣が自らのプロジェクトとして、引き続き積極的に取り組むよう指示があったところであります。

 今後は、この拠点が地元の夢や希望となるよう、必要な予算を確保するとともに、次期通常国会への法案の提出や今年度内の基本構想の策定等に向けて関係省庁が一丸となり、引き続き全力で取り組んでまいります。

 以上です。

 

2.質疑応答

(問)今回法人形態決定ということで、国際教育研究拠点の整備に向けて、また一歩進んだとは思うんですが、今後重要になってくるのは、まさに来年度予算の確保だと思うんです。概算要求の時点では事項要求となっていまして、基本的な計画の策定ですとか、いろいろな調査費用ということでしたが、今後年末、予算確保に向けて具体的にはどういった予算を確保していくか、今のところの大臣のお考えというのをお聞かせいただければと思います。

(答)これから事項要求につきましては最終の段階になろうかと思いますが、法人の形態が決まりまして、3月末にはこの基本構想もという流れになってまいりますので、必要な予算をしっかりと確保していかなければいけないと思っております。年末に向けて大臣折衝になるかどうか分かりませんが、全力で必要な予算の確保に頑張りたいと思います。

(問)私も国際教育拠点決定の関連で伺いたいんですけれども、今回の復興推進会議の資料を拝見すると、立地場所の決定時期については、それほど掲載されていなかったと思うんですが、今後どのような段階を踏んで決めていきたいとお考えですか。あと、時期と、どこにできるのかというのが地元では最大の関心だと思いますので、どのような場所がふさわしいとお考えか、その辺りをお伺いできますでしょうか。

(答)今日の復興推進会議で法人形態等が決定したと。法人形態「等」とありますけれども、その辺は司令塔機能を含んだ機構とか、あるいは自治体が関与するとか、そのようなことも含めて、あるいは共管にしていくとか、その辺のことも含めて「等」という言葉が入っているものと私も理解しております。

 立地につきましては、基本構想が来年3月までにできて、また夏までには研究開発基本計画もつくらなければいけないという流れになってまいります。基本的には、私はもうとにかく地元に喜んでもらわないと、ということを何度も繰り返し言っておりまして。関係自治体と地元と相談をしながら、立地場所については決まっていくのであろうと思っております。今の時点で具体的なところは頭にありませんが、その辺のところでご理解いただきたいと思います。

(問)拠点のスタートする時期について、今回の会議では何も決まっていないと。今までもまだ明示されていないと思うんですけれども、大臣の中では、少なくともこれくらいまでにはスタートさせたいという、そういう思いというのはありますか。

(答)現場に何度も足を運んで感じますのは、市町村ごとにこの国際教育研究拠点に対する期待は大きいなという思いで受け止めております。今お話ししましたように、今日法人の形態が決まって、来年3月あるいは来年の夏に重要なところが決まっていくだろうと見ておりますが、私のイメージとして、いつ頃というのはまだ具体的にお話しできる状態ではありません。

 とにかく地元が喜ばれる、それでいて創造的復興の中核となる視点、これまでに様々出ている点をしっかり踏まえながら、しっかりしたものをつくらないといけないなと。ニッチの機能やあるいは、昨日はロボットテストフィールドとか水素エネルギーの現場の取組状況を見てまいりました。これからいよいよ来年3月、来年夏に向かって関係省庁と連携しながら、今日の関係大臣の発言を聞いておりましても、かなり積極的に関わってくれるなという印象を受けておりますので、その辺のところをしっかりしながら頑張っていかないといけないなという思いを強くしておるというところであります。具体的にいつ頃というのは、まだお答えできなくてすみません。

(以  上)