外務省・新着情報

令和3年11月24日

 11月24日、午後5時から30分間、林芳正外務大臣は、エリザベス・トラス外務・英連邦・開発大臣兼女性・平等担当大臣(The Rt Hon Elizabeth Truss MP, Secretary of State for Foreign, Commonwealth and Development Affairs, Minister for Women and Equalities of the United Kingdom)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、トラス大臣と緊密に連携して、日英関係を更に強化していきたい、グローバルな戦略的パートナーである英国と、国際場裡での協力や地域情勢への対応においても緊密に連携していきたい旨述べました。これに対し、トラス大臣から、林大臣の外務大臣就任への祝意を表するとともに、様々な分野で日本との協力を一層進めていきたい旨述べました。
  2. 両大臣は、11月2日のグラスゴーでの日英首脳会談でのやり取りも踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け安全保障・防衛協力を始め日英協力を具体的に進めていくことを確認しました。また、英国のTPP11加入手続等についても意見交換を行ったほか、林大臣から、英国の日本産食品輸入規制について科学的根拠に基づく早期の撤廃を求めました。
  3. 林大臣から、日本はCOP26交渉の成果を踏まえ、引き続き2050年カーボン・ニュートラルの実現に向けた取組を強力に推進し、パリ協定の目標である脱炭素社会の実現に向け、国際社会を主導していく旨述べました。トラス大臣から、日本の取組とCOP26で表明した日本の決意への歓迎の意が表され、両大臣はこの分野で引き続き協力していくことで一致しました。
  4. また、両大臣は、東シナ海・南シナ海における力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致しました。さらに、北朝鮮の核・ミサイル活動、拉致問題を含め、北朝鮮情勢についても意見交換しました。

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