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 令和3年11月18日、岸田総理は、総理大臣官邸でマクロ経済(成長と分配)に関する車座対話を行いました。

 岸田総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。

「車座対話ということで、お忙しい皆様方それぞれ時間を割いて、こうした場に御参加いただきましたこと、本当にありがとうございます。今日はよろしくお願いいたします。
 今の政権においては、新しい資本主義と言っておりますが、成長と分配の好循環を実現していこう、持続可能性、あるいは人を重視する形で、まずは新しい投資や成長を引き出す取組を進め、好循環を完成させていこう、と。その際に、官と民の協働、という言葉を使っていますが、市場に任せるというだけではなく、官と民がそれぞれ役割を果たして、こうした好循環を完成させようではないか、こうしたことを訴えながら、経済政策を進めていきたいと考えています。明日、経済対策を取りまとめることとしておりますが、その中で、こうした取組を起動させて、来年に向けてこうした取組を進めていきたいと考えているところですが、それに当たりまして、今日は有識者の皆様方、それぞれのお考えを聞かせていただき、貴重なアドバイスを頂ければと思って、こういった場を設けさせていただいた次第です。
 限られた時間ですが、是非貴重なお話を聞かせていただければと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

 また、岸田総理は、終わりの挨拶で次のように述べました。

「今日は本当に、それぞれお忙しい中お時間を頂きましてありがとうございました。限られた時間ですが、その中で、それぞれ大変的確に御説明いただきまして、いくつも大変刺激を頂くようなポイントがあったと振り返っています。そして、そのように思いましたのは、そうした様々な意見を踏まえて、政府としてどんな役割を果たしていかなければいけないのか、こういったことについて、社会保障であったり、税制であったり、あるいは投資のルールであったり、いろいろと政府としてやるべきこと、いろいろあるのだというふうに思いますが、やはり何と言っても、皆さんの話の共通項として、人への投資、人材育成、人をいかに育てていくのか、これが共通項としてあるのではないかと感じています。
 明日まとめる経済対策の中においても、人への投資を思い切ってやろうではないかということで、3年間で4,000億円の政策パッケージをまとめようとしています。その際に、この間も申し上げたのですが、パッケージ、予算を用意する、これ自体も大事なことですが、それをどう活用するか。今までの、政府主体で物事を考えていたのでは、時代の変化の中で、せっかくの予算もいかされない。これをどういかすかは、多くの有識者の皆さん、あるいは民間の皆さんの知恵を頂いて、どう活用するかを考えていきたいと申し上げています。是非こうしたパッケージの活用についても、今日のお話を参考にさせていただきたいと思いますし、是非引き続き様々な形で御指導いただければと思っております。
 今日はそれぞれ貴重な御意見を頂けましたことを感謝申し上げ、これからもまた貴重なアドバイスを山際大臣なり、また政府の関係者を通じて協力いただきますよう心からお願い申し上げ、お礼の御挨拶とさせていただきます。」

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