外務省・新着情報

令和3年10月12日
挨拶
会談の様子
会談全景

 10月12日、午後5時から約50分間、鈴木貴子外務副大臣は、訪日中のアマンダ・ミリング英外務・英連邦・開発省閣外大臣(アジア担当)(The Rt Hon Amanda Milling MP, Minister of State (Minister for Asia) at the Foreign, Commonwealth and Development Office of the United Kingdom)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、鈴木外務副大臣から、外務副大臣就任後初の外国政府要人との会談としてお迎えでき喜ばしい、グローバルな戦略的パートナーである英国と、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力を強化していきたい旨述べました。これに対し、ミリング閣外大臣から、英国がインド太平洋への傾斜を打ち出している中、閣外大臣就任後初のこの地域への訪問ができ喜ばしい、強固な日英関係の更なる進展に向けて連携していきたいとの応答がありました。
  2. 両者は、日英安保・防衛協力が先月の英空母「クイーン・エリザベス」の日本寄港で新たな段階に入ったことを確認し、引き続き緊密に連携することで一致しました。さらに、両者は、日英円滑化協定の早期交渉妥結に向けて共に取り組んでいくことを確認したほか、経済安全保障での連携についても議論しました。
  3. 両者は、英国のTPP11加入交渉について意見交換を行いました。鈴木外務副大臣から、英国の日本産食品輸入規制について早期の撤廃を求めたのに対し、ミリング閣外大臣から真剣に検討したいとの反応がありました。
  4. 両者は、中国や北朝鮮、アフガニスタン情勢等の地域情勢についても意見交換を行い、連携を確認しました。拉致問題の解決について、鈴木外務副大臣から理解と協力を求め、ミリング閣外大臣から支持を得ました。また、気候変動対策、新型コロナ対応を含め、様々な分野において国際場裡で日英両国が緊密に協力していくことで一致しました。

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