外務省・新着情報

米中関係

【朝日新聞 相原記者】一部報道で、米国のバイデン大統領と中国の習近平(しゅう・きんぺい)主席が、オンラインで会談するという報道が流れております。まだ正式発表はないんですけれども、最近のサリバン補佐官と楊潔篪(よう・けつち)国務委員の接触も含めて、最近の米中の動きの受け止めについて、何かあればお教えください。

【茂木外務大臣】一昨日の、チューリッヒでの、サリバン補佐官と楊潔篪政治局委員の会談におきまして、そこの中で、今年の末までにオンラインで、日中の、失礼しました、米中の首脳会談を行うことで基本的に合意をしたと、このように承知いたしております。
 米中両国の関係の安定、これは国際社会にとって極めて重要であると考えておりまして、私(茂木大臣)も昨日、ブリンケン国務長官と電話会談、私(茂木大臣)の誕生日ということもあって電話をかけてきてくれたのですけれど、就任の祝いも兼ねて。そこの中でも、中国の問題等についても、意見交換を行ったところでありまして、日米で緊密に連携していくことを確認したところであります。
 日本として、引き続き同盟国であります米国との強固な信頼関係の下、様々な協力を進めて、中国に対しても、大国としての責任を果たしていくよう働きかけていきたいと思っております。

米国による核弾頭保有数公表

【パンオリエントニュース アズハリ記者】
(以下は英語にて質問)
 火曜日、米国務省は米国の核弾頭保有数を公表し、このことが核兵器の拡散を管理する国際的な取組に寄与すると述べました。このことに対するコメントを伺えればと思います。
 また、中国、ロシア、英国、フランス、イスラエル、パキスタン、インドといった他の核保有国(ママ)も同様の措置をとることを望まれますか。また、岸田総理がこの分野での運動を牽引していくことを掲げられている中で、このことが良い機会になるとお考えですか。

【茂木外務大臣】核戦略に関する透明性の向上、これは核兵器のない世界に向けて、国際的な取組を進める上で、重要な基礎となるものだと考えております。米国は今回、保有核弾頭数を公表し、透明性の向上のための取組を行っていることを歓迎したいと思います。また、核保有国を含め、他国に対しても同様の取組を促したいと思います。

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