令和3年9月13日

 9月11日(現地時間同日)、ベトナム社会主義共和国の首都ハノイにおいて、我が方、山田滝雄駐ベトナム社会主義共和国日本国特命全権大使と先方ホアン・スアン・チエン・ベトナム国防次官(Lieutenant General Mr. Hoang Xuan Chien, Deputy Minister of National Defence of Vietnam)との間で「防衛装備品及び技術の移転に関する日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定」の署名が行われました(同11日に発効)。

  1. この協定は、昨年10月にベトナムを訪問した菅総理大臣とフック首相(当時)の間で実質合意されたもので、日・ベトナム両政府間において国際の平和及び安全に寄与するための事業等の実施のため移転される防衛装備品及び技術の取扱いに関する法的枠組みを設定するものです。具体的には、個別の移転について決定する手続を定めるとともに、移転される防衛装備品及び技術の適正な使用等について定めています。
  2. この協定の締結により、日・ベトナム間で移転される防衛装備品及び技術について、第三国移転や目的外使用に係る適正な管理が確保され、日・ベトナム間のより緊密な防衛装備協力及び我が国の防衛産業の生産・技術基盤の維持・向上に寄与することとなり、ひいては我が国の安全保障に資することが期待されます。
防衛装備品及び技術の移転に関する日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の協定(英文PDF 別ウィンドウで開く和訳PDF 別ウィンドウで開く