令和3年8月27日

シャーヒド第76回国連総会議長と茂木外務大臣

茂木外務大臣とシャーヒド第76回国連総会議長との会談

 8月27日、午後2時から30分間、茂木敏充外務大臣は、閣僚級招へいにて訪日中のアブドッラ・シャーヒド第76回国連総会議長(モルディブ共和国外務大臣)(H.E. Mr. Abdulla Shahid, President-elect of the 76th session of the United Nations General Assembly (Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives) )と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、シャーヒド議長の次期国連総会議長選出への祝意とともに、同議長が国際社会の諸課題の解決に向けて指導力を発揮するに当たり、日本として支えていく旨述べました。これに対し、シャーヒド議長から、日本政府の招待と茂木大臣からの支援表明に謝意が表明されました。
  2. 茂木大臣から、新型コロナウイルス感染症に関する我が国のワクチン関連支援について説明するとともに、気候変動に関する取組についても説明しました。シャーヒド議長からは、これらのグローバルな課題に関する日本の貢献に高い評価が示されました。
  3. 茂木大臣から、安保理改革の重要性を強調しつつ、改革実現に向けたシャーヒド議長の指導力に期待する旨述べました。
  4. 双方は、悪化するアフガニスタン情勢に深い懸念を表明し、国際社会が一致したメッセージを出していくことの重要性を確認しました。また、双方は北朝鮮への対応について意見交換し、茂木大臣から、拉致問題の即時解決に向けた理解と協力を求め、支持を得ました。
  5. また、両者は、日モルディブ関係について意見交換を行い、二国間関係の強化に向けて協力して取り組んでいくことで一致しました。