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2021年7月13日

2021年度第2四半期(7-9月期)の鋼材需要量は、2,175万トンとなる見通しです。
新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」)の影響で低水準だった前年同期1,859万トンとの比較では+17.0%と増加。前期実績見込み2,028万トンとの比較では、製造業を中心に需要が回復し、+7.2%と増加する見通しです。

①国内需要
(建設部門)土木部門の季節変動により、前期実績見込み比で増加する。前年同期比では、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」により、公共工事の施工が見込まれるため横ばい。
(製造業部門)前期実績見込み比では、需要先の生産活動が回復基調にあり増加する。前年同期比では、感染症の影響で低水準だったことからの反動を受けて増加する。

②輸出:前期実績見込比では、経済活動の持ち直しが続くことが期待され増加。前年同期比では、感染症の影響で低水準だったことからの反動を受けて増加する。

今期の粗鋼需要量は、2,469万トン。
前年同期の1,898万トンとの比較では+30.1%と増加、前期実績見込み2,440万トンとの比較では+1.2%と微増する見通しです。

2021年度第2四半期(7-9月期)鋼材需要見通し

  鋼材計
  普通鋼鋼材 特殊鋼鋼材
鋼材需要 2,175万トン 1,690万トン 485万トン
前年同期比 (1,859) +17.0% (1,550) +9.1% ( 309) +56.6%
前期実績見込比 (2,028) +7.2% (1,569) +7.7% ( 459) +5.6%
  ①国内需要 1,439万トン 1,090万トン 349万トン
前年同期比 (1,279) +12.6% (1,046) +4.2% ( 233) +50.2%
前期実績見込比 (1,368) +5.3% (1,033) +5.5% ( 335) +4.4%
②輸出 735万トン 600万トン 135万トン
前年同期比 ( 581) +26.7% ( 504) +19.2% ( 77) +76.1%
前期実績見込比 ( 660) +11.3% ( 536) +11.9% ( 124) +8.7%

参考

出荷等相当粗鋼需要量 2,469万トン

前年同期比 (1,898万トン) +30.1%
前期実績見込比 (2,440万トン) +1.2%

普通鋼鋼材 メーカー・問屋在庫

前期末(6月末見込み) 619万トン 在庫率1.16か月
うち国内向け(6月末見込み) 543万トン 在庫率1.53か月

注)千トン単位で計算しているため、合算値が一致しないことがある。

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担当

製造産業局金属課長 松野
担当者:谷内、三浦

電話:03-3501-1511(内線 3661~6)
03-3501-1926(直通)
03-3501-0195(FAX)

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