令和3年8月19日

 8月18日、関係府省庁連絡会議において、子どもに対するあらゆる形態の暴力をなくすため、子どもに対する暴力撲滅行動計画が策定されました。

  1. 我が国は、2018年以降、「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ」(GPeVAC)に参加し、子どもに対する暴力の撲滅に向けて取り組む「パスファインディング国」として、GPeVACの活動に積極的に関与してきました。本行動計画は、その一環として、市民社会、有識者、企業・団体、関係府省庁等が参加する「子どもに対する暴力撲滅円卓会議」において、議論されてきたものです。本行動計画の実施、見直し、改善を通じ、持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット16.2「子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する」の達成に寄与すること目指しています。
  2. 本行動計画の策定過程においては、子ども自身から子どもに対する暴力に関する意見を広く募るべく、上記円卓会議に参加する、ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)と公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、日本ユニセフ協会)により、「子どもパブコメ」が実施され、900以上の回答を得ました。
  3. 本行動計画は、関係府省庁が、こうした子どもの声や円卓会議における様々な意見を踏まえつつ、関連する幅広い取組を取りまとめ作成したものです。本行動計画の内容を子どもにも分かりやすく伝えるため、Yahoo! JAPANと日本ユニセフ協会による協力の下、子ども版も策定しました。
  4. 本行動計画にある日本の取組を発信することにより、世界における子どもに対する暴力撲滅に向けた機運を更に高め、各国における子どもに対する暴力をなくすことにつながることが期待されます。

我が国は、子どもに対する暴力撲滅に向けた国際的な取組として、2018年以降、「子どもに対する暴力撲滅グローバル・パートナーシップ」(GPeVAC)に参加。同パートナーシップは、自国内の子どもに対する暴力撲滅に向けて取り組むことをコミットする参加国(パスファインディング国)を募っており、我が国は、2018年2月の「子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット」においてパスファインディング国入りを表明した。