令和3年8月4日

 ネパールにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与するために、日本からの支援の一環として、日本国内で製造したワクチン計約160万回分をCOVAXファシリティを通じて供与します。このうち、第一便として8月5日に約51万回分が、第二便として8月6日に約33万回が日本からネパールに空輸される予定です。

 ネパールでは、本年4月以降、新型コロナの新規感染者数は高い水準で推移しています。また、同国の新型コロナウイルス・ワクチンの接種率は、人口比で約6.7%程度にとどまっており、ネパールにとってワクチン接種は喫緊の課題となっています。

 今般のワクチンの供与により、ネパールにおける新型コロナの感染拡大の防止に寄与することが期待されます。我が国は、新型コロナの一日も早い収束に向けて、引き続き関係国や国際機関と連携して様々な支援を実施していく考えです。

 8月2日現在、ネパールにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数約70万人、死亡者数約1万人。4月以降、感染者が急増。ワクチン接種回数は約616万回で、必要回数の接種が完了した者は人口の約6.7%程度に留まっている。本件ワクチン供与は、同国内でアストラゼネカ製ワクチンの2回目接種の見通しが立たない者がいるという切迫した状況に応えるもの。