令和3年8月3日

 8月2日(現地時間同日)、イラク共和国のバグダッドにおいて、我が方、中川周在イラク共和国日本国臨時代理大使と先方カリーマ・ネミ国連開発計画(UNDP)イラク常駐代表代行(Ms. Karima Nehmeh, Officer-in-Charge, UNDP Iraq)との間で、イラクに対する「選挙支援計画」(供与限度額2.16億円)に関する書簡の署名・交換が行われました。案件の概要は以下のとおりです。

  1. この計画は、イラク全土において2021年10月に予定されている国民議会選挙支援のため、独立高等選挙委員会に対し、生体認証登録用のサーバーなどの機材や投票所における新型コロナ感染症対策用の物品を、UNDPを通じて供与するものです。
  2. この計画により、生体認証登録データの処理能力が向上することに加え、約1万か所の投票所に新型コロナ感染症対策用の物品が配置されます。また、この計画を通じて、国際標準に沿った透明性・信頼性の高い選挙の実施を支援することにより、イラクのガバナンス強化に寄与します。

 イラクの面積は約43.83万平方キロメートル(日本の約1.2倍)、人口は約3,965万人(2021年、CIA)、人口一人当たりの国民総生産(GDP)は5,955ドル(2019年、世銀)。