令和3年7月30日

 7月29日(現地時間同日)、南スーダン共和国の首都ジュバ市において、我が方、外山光弘在南スーダン共和国日本国臨時代理大使と先方アディンカ・バデージョ国連世界食糧計画(WFP)南スーダン事務所所長代理(Mrs. Adeyinka Badejo, Country Director a. i., World Food Programme South Sudan)との間で、供与額3.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. 南スーダンでは、2020年7月以降の洪水の被害に加え、部族間衝突による避難民の増加、サバクトビバッタ被害や新型コロナウイルス感染症の流行等による経済低迷により食糧危機が深刻化しており、2021年4月から7月の時点で724万人が食糧危機に陥ることが予測されています。この協力は、WFPを通じて、同国に対し食糧(我が国政府米)を供与することにより、同国の食料事情の改善を図るものです。
  2. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]南スーダン共和国基礎データ
 南スーダン共和国の面積は約64万平方キロメートル(日本の約1.7倍)、人口は約1,106万人(2019年、世界銀行)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は460米ドル(2018年、世界銀行)。