首相官邸・新着情報

 令和3年7月21日、菅総理は、総理大臣官邸で第4回新型コロナウイルス感染症対策の進捗に関する関係閣僚会議を開催しました。

 会議では、新型コロナウイルス感染症対策の進捗について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、感染状況やワクチン接種の状況について、改めて分析を行い、議論いたしました。
 東京都の新規感染者数は本日1,832人になるなど、首都圏を中心とする地域で感染者の大幅増加が続いております。一方、ワクチンの接種が進むにつれ、感染者の内訳には大きな変化が見られております。東京における新規感染者に占める65歳以上の方の割合は、本年3月の20パーセント台から、足下では3パーセント台まで低下いたしております。また、最もリスクの高い70歳以上の方についても、新規感染者や重症者の増加という兆候は見られておりません。それに伴い、東京都の重症者数は連日60人前後で推移し、今しばらく注視を続ける必要があると考えております。これまでの感染拡大局面で見られたような新規感染者の増加に伴う重症者の急増といった兆しは見られておりません。一方で20代から40代の感染者が増え、感染者の多数を占めております。40代以上の方々であっても重症化のリスク、そして、若い方でも深刻な後遺症のリスクが指摘されております。引き続き高いレベルで警戒を続け、対策を続ける必要があります。
 明日から4連休となり、オリンピックが始まります。国民の皆様におかれては御家族と御一緒に家庭からテレビでアスリートを応援していただきたいと思います。そして、東京や措置の対象地域の方々におかれては、できる限り、テレワークに御協力いただいて、不要不急の外出を控えていただくようお願いします。首都高を始め、交通対策が実施され、それに伴い、一般道での混雑など御迷惑をおかけいたしますが、ドライバーの皆さんにも御協力いただけますようお願いいたします。
 今回、厚生労働省より、ワクチンの接種が、感染を抑えるという定量的なデータが発表されました。ワクチン未接種の65歳以上の方では10万人当たりの新規感染者が13人であったのに対し、2回の接種を終えた方では、それが0.9人と低下し、10分の1以下に抑えられた結果になっております。現在、足元のワクチン接種回数は7,400万回に達し、高齢者の83パーセントの方が1回目の接種を終え、62パーセントの方が2回目の接種を終えております。1日20万回程度行われている職域や大学での接種に加えて、1日120万回程度の接種ができるワクチンを各自治体に配分いたしております。7月末までには高齢者の接種を完了し、10月から11月にかけて早い時期に、希望される全ての国民の皆さんの接種の完了を目指してまいりたいと思います。
 これから夏休みの期間を迎えるに当たり、足元の感染拡大を抑え、ワクチン接種を進めるべく、各大臣におかれては、御協力をお願いいたします。」

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