厚労省・新着情報

報道関係者 各位

~募集締め切りは7月9日、7月以降にオンライン意見交換会を開催~

 厚生労働省は、国民と企業が一丸となり、物流生産性向上とトラック運転者の長時間労働改善に向けた意見交換を行う「アイデアソン」を、今年7月~9月にオンラインで開催します。このアイデアソンでは、トラック運送事業者や荷主企業が抱えている3つの物流課題についてテーマごとに、参加者を募集します。
 
※ アイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語で、課題テーマ解決に向けて、参加者が一丸となって意見交換を行い、解決に向けた糸口を探す場です。
 
■募集概要
[課題テーマ]  1.卸売市場における待ち時間を解消したい
         2.荷卸しにおける危険作業を改善したい
           3.法令遵守に向け、トラック運転者の労働時間を短縮したい
[開催時期] 7月から9月までの連続する2日間(1テーマあたり)
[開催方法]  オンライン開催(Zoom)
[募集期間]  令和3年6月15日(火)~7月9日(金)17:00(予定)
                     ※物流に関心のある方ならばどなたでも応募可
[応募方法] 下記のポータルサイトからエントリーしてください。
[その他]
・このアイデアソンでは、課題テーマごとにチーム単位で意見交換を行い、成果を発表します。チーム編成は、エントリーいただいた方に加え、荷主企業や運送事業者にお勤めの方なども加わります。
・国民の皆さまの応募が多数の場合、ご参加いただけない場合がありますのであらかじめご了承ください。ご参加いただく方へのご連絡は7月中を予定しています。
 
■「トラック運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト」(画面イメージ)
https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/
 
アイデアソン参加者募集

■意見交換会(アイデアソン)の概要
[開催概要] 
 このアイデアソンでは、トラック運転者の長時間労働改善に向けて、荷主企業やトラック運送事業者が抱えている課題テーマに対し、その課題解決のために消費者や荷主企業に勤務する方などさまざまな立場の参加者が一丸となって意見交換を行い、解決に向けた糸口を探していきます。荷主企業・運送事業者から募集した課題テーマの中から3つの課題テーマを事前に選び、それぞれ2日間にわたる意見交換会を開催します。
 アイデアソンの課題テーマについて、課題テーマの提案企業の方からご説明をしていただいた上で、参加者の皆さんに意見交換を行っていただきます。

[開催の背景]
 トラック運転者は、他業種の労働者と比べて長時間労働という実態があります。その背景には、荷主や配送先の都合により、長時間の荷待ち時間(貨物の積み込みや荷卸しの順番を待つ時間)や、手荷役(手作業での貨物の積み込みや荷卸し)が発生するなど、貨物運送における取引慣行などからトラック運送事業者の努力だけでは改善が困難な課題が存在しています。
 重要な社会インフラである物流が滞らないようにすると同時に、トラック運転者の長時間労働を改善していくためには、荷主企業とトラック運送事業者、そして国民が協力しあって、取引環境の適正化に取り組むことが必要不可欠です。
 厚生労働省は、これまでも運送事業者と荷主企業の協力による長時間労働の改善の取り組み例の紹介や、荷主企業同士の連携の創出などの取り組みを行ってきました。
 今回は、さらに、これまでの運送事業者や荷主企業といった直接の関係者のアイデアにとどまらず、さまざまな立場の参加者の意見交換から生まれる新たな課題解決アプローチの創出をねらいとして、その成果などを広く発信していきます。
 
※アイデアソンの概要や結果は、ポータルサイトに掲載する予定です。
 

令和3年6月16日(水)
【照会先】
労働基準局 労働条件政策課
課 長    黒澤 朗
課長補佐 伊藤 憲昭(内線5350)
(代表電話)03(5253)1111
(直通電話)03(3502)1599

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