農林水産省・新着情報

野上農林水産大臣記者会見概要

日時 令和3年6月25日(金曜日)10時50分~10時55分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • (大臣から)組織再編及び幹部人事について
  • 幹部人事について

 

大臣

  私から、農林水産省本省の組織再編と、それに伴う幹部人事について御報告があります。7月1日に実施する組織再編は、我が国の農林水産業・食品産業を更に発展をさせていくため、輸出の更なる拡大や、それを支える生産基盤の強化を図るとともに、持続可能な食料システムの構築等に向けた具体的政策を強力に推進するため行うものであります。具体的には、輸出関連施策と対外関係や国際協力等の業務を一元的に実施する「輸出・国際局」、耕種農業の高収益化を進めるために、米・麦・大豆等と園芸作物を一体で担当する「農産局」、輸出拡大の主力を担う畜産分野について、生産基盤の強化等を推進する「畜産局」、食に関する新事業の創出や食品産業の振興等を専門的に担当する「大臣官房新事業・食品産業部」、省の環境政策や「みどりの食料システム戦略」の具体化を進める「環境バイオマス政策課」などを新設します。この組織再編に合わせて幹部人事を行うこととし、本日の閣議で承認を得たところであります。幹部人事といたしまして、大澤誠農林水産審議官の退職を認め、その後任に新井ゆたか消費・安全局長、消費・安全局長に小川良介内閣府食品安全委員会事務局長を任命します。本郷浩二林野庁長官の退職を認め、その後任に天羽隆政策統括官を任命いたします。山口英彰水産庁長官の退職を認め、その後任に神谷崇水産庁次長を任命します。太田豊彦食料産業局長の退職を認め、新たに設置される輸出・国際局長に渡邉洋一経済産業省大臣官房審議官を任命します。水田正和生産局長の退職を認め、新たに設置される農産局長に平形雄策生産局農産部長、畜産局長に森健大臣官房総括審議官(国際担当)を任命します。公表につきましては、本日、資料配布により行うこととしております。私からは以上です。

記者

  7月1日に機構改革を控えた中で人事が発表されまして、大きく入れ替えもあった一方、次官は留任されるということなのかなと思います。今回の人事のねらいですね、特に新しく作る局の局長さんとかですね、そういったところも含めて人事のねらいを教えてください。

大臣

  農林水産物・食品の輸出の更なる拡大や、それを支える生産基盤の強化、また、持続可能な食料システムの構築、担い手の確保及び農山漁村の活性化、森林・林業及び水産政策改革の推進等ですね、農林水産行政の重要課題で適切に対応できるよう、職種にとらわれず適材適所の人事を行うものであります。

記者

  もう1点、人事に関連して、新しく農水審に就任される新井さんは、農水省として初の女性の次官級人事なのかなと思いますけど、何かねらいというか、あるんでしょうか。

大臣

  農林水産物・食品の輸出拡大を新たな本省組織により強力に推進するために、輸出促進や食品産業に精通するとともに、国際関係にも幅広い経験を有し、「攻め」と「守り」をですね、一体的に担うことができる新井局長が、農林水産審議官に適任と判断をしたものであります。さらに、農林水産省で初めて事務次官級のポストに女性の農林水産審議官が誕生することになりまして、女性活躍という観点からも力を発揮してほしいと考えております。

報道官

  他に御質問ございますでしょうか。よろしいですか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上

 

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