令和3年6月7日

パロ米太平洋艦隊司令官による宇都外務副大臣表敬時の記念撮影の様子

 6月7日、宇都隆史外務副大臣は、パパロ米太平洋艦隊司令官(Admiral Samuel Paparo,Commander, U.S. Pacific Fleet)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、宇都外務副大臣から、パパロ司令官の太平洋艦隊司令官への就任に対する祝意及び訪日への歓迎の意を表するとともに、以前厚木基地でパイロットとしても勤務され、地域情勢に精通しているパパロ司令官が太平洋艦隊を指揮することは心強い旨述べました。これに対し、パパロ司令官から、感謝の意を表するとともに、米国にとり日米同盟は最も重要な同盟の一つである旨、日米同盟は地域の平和と安定の礎であり、地域の平和と安定のために、日米で連携していくことを楽しみにしている旨述べました。
  2. 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。双方は、中国による東シナ海及び南シナ海において継続・強化される一方的な現状変更の試みに対し、日米同盟の抑止力・対処力を高めていく必要性を確認しました。
  3. 双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ、地元の負担軽減を図る観点から、在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、宇都外務副大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に最大限配慮した安全な運用、事件・事故での円滑な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。