農林水産省・新着情報
プレスリリース
「養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会報告書」及び「追加の倫理調査の結果について」の公表について
農林水産省
本日、令和3年1月29日に設置した「養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会」の報告書がとりまとめられましたので、これを公表いたします。
また、農林水産省が行った追加の倫理調査の結果についても、併せて公表いたします。
1.「養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会報告書」の概要
(1) 養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会においては、吉川元農林水産大臣が収賄容疑で起訴されたことを受け、委員会を9回開催し、職員等約50名の
聴取を行うなど約4か月間にわたり、養鶏・鶏卵行政の公正性について、徹底した調査・検証を第三者の視点から行っていただき、報告書をとりま
とめていただきました。
(2) 本報告書では、調査の結果、養鶏・鶏卵行政については、「政」「官」「業」の距離が近く、行政が政治や生産者からの働きかけを受けやすい構
造にあり、秋田元代表から吉川元農林水産大臣等への働きかけも確認されたものの、政策が歪められた事実は認められなかったとされています。
他方で、今後、国民の皆様からの信頼を得ていくためには課題があるとの御指摘と、養鶏・鶏卵行政の透明性の向上に向けた御提言をいただきま
した。
2.「追加の倫理調査の結果について」の概要
(1) 農林水産省では、吉川元農林水産大臣と秋田元代表の起訴を受け様々な御指摘があったことを踏まえ、養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会の御指
導をいただきながら、養鶏・鶏卵行政の公正性に影響を及ぼした可能性のある会食がなかったか、先般行った調査(本年2月25日に国家公務員倫理
規程違反に関する関係者の処分を行った際に実施)よりも広い範囲で、徹底的に把握する追加調査を行いました。
(2) 期限を限らず過去に遡って行った本追加調査の結果、調査対象者150名の職員について、利害関係者の負担で飲食したことが疑われる会食は確認
されませんでした。また、会食の場に出席した政治家や利害関係者から、政策に関する個別の働きかけがあったことも確認されませんでした。
この追加調査の結果については、検証委員会に報告し、併せて養鶏・鶏卵行政の公正性の検証をいただいたところです。
3.農林水産省の今後の対応
農林水産省としては、検証委員会からの御指摘・御提言を真摯に受け止め、直ちに改善策を検討し、これを実行していく考えです。
二度と国民の皆様から疑念を持たれる事態が生ずることのないよう、常に国民の皆様からの厳しい視線を意識しつつ、公正で透明性のある農林水産行政の遂行に取り組んでまいります。
4.公表資料
・養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会報告書 概要(PDF : 442KB)
・養鶏・鶏卵行政に関する検証委員会報告書(PDF : 2,258KB)
お問合せ先
大臣官房秘書課
担当者:渡邉、御厩敷(おんまやしき)
代表:03-3502-8111(内線03-3502-8111(内線3002))
ダイヤルイン:03-6744-2001
FAX番号:03-3592-7696