令和3年6月1日

グータッチを交わす,茂木敏充外務大臣とジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官の様子

アクイリノ米インド太平洋軍司令官による茂木外務大臣に対する表敬時の記念撮影の様子

アクイリノ米インド太平洋軍司令官による茂木外務大臣に対する表敬の様子

 6月1日、午後2時50分から30分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のジョン・アクイリノ米インド太平洋軍司令官(Admiral John C. Aquilino, Commander, U.S. Indo-Pacific Command)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、アクイリノ司令官の第2代インド太平洋軍司令官への就任に祝意を表するとともに訪日を歓迎し、日米同盟はインド太平洋の平和、安定、繁栄の礎であり、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて足並みを揃えて連携していきたい旨述べました。これに対し、アクイリノ司令官から、日米同盟は地域の平和と安定の礎であり、地域の平和と安定のために、また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現のために、日米で連携していくことを楽しみにしている旨述べました。
  2. 双方は、日米間の安全保障協力や地域情勢について意見交換を行い、インド太平洋地域の平和と安定の重要性を確認しました。双方は、中国による東シナ海及び南シナ海において継続・強化される一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致しました。さらに、北朝鮮をめぐる最新の情勢について意見交換を行い、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認しました。
  3. 双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び在沖縄米海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、茂木大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、日本で活動する米軍の地元への影響に最大限配慮した安全な運用、事件・事故での円滑な対応等のために引き続き緊密に協力していきたい旨述べました。