令和3年6月1日

 5月28日、30日及び31日、インドにおける新型コロナ対応のための日本からの支援の一環として、人工呼吸器800台及び酸素濃縮器500台がインドに引き渡されました。

  1. 日本政府は、インドに対して、人工呼吸器1,800台及び酸素濃縮器2,800台を供与することを決定しており、本件はその一部をなすものです。これにて5月14日までに発表した機材の引き渡しが完了しました。今後残りの支援機材も順次引き渡す予定です。
  2. 我が国としては、友好国でありパートナーであるインドが新型コロナウイルスに対処する努力を支援すべく緊急援助を行っており、我が国の支援が、インドにおける新型コロナの感染状況の緩和・収束に寄与することを期待します。

[参考1]我が国のインドにおける新型コロナウイルス感染の急拡大に対する支援
(1)4月30日、インド側との調整が整えば、酸素濃縮機300台及び人工呼吸器300台を供与する手続を進めることを発表(酸素濃縮器300台は5月8日~13日にインド側に引き渡し済。また、人工呼吸器80台は5月28日、220台は5月30日にインド側に引き渡し済)。
(2)5月5日、インド側のニーズを踏まえつつ、上記(1)に加えて、最大5,000万ドル(約55億円)の無償支援を行う用意があることを茂木外務大臣からジャイシャンカル印外相に伝達。
(3)5月14日、約1,850万ドル(約20億円)の緊急無償資金協力の実施を発表。国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じた支援により、上記(1)の人工呼吸器300台の輸送等を実施し、また、上記(2)の支援に含まれるものとして、人工呼吸器500台及び酸素濃縮器500台を追加供与(人工呼吸器500台は5月30日に、酸素濃縮器500台は5月31日に、インド側に引き渡し済)。
(4)5月28日、約1,480万ドル(約16億円)の緊急無償資金協力の実施を発表。国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じた支援により、上記(2)の支援に含まれるものとして、人工呼吸器1,000台及び酸素濃縮器2,000台を追加供与することとした。

[参考2]感染状況
 5月30日(現地時間)現在、インドにおける新型コロナウイルス感染状況は、累計感染者数2,789万4,800人、累計死亡者数32万5,972人に上る。