総務省・新着情報

報道資料
令和3年5月31日
「令和3年度 救急業務のあり方に関する検討会」の発足及び開催

 令和2年中の救急自動車による救急出動件数及び救急搬送人員(速報値)は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国民の行動変容の影響などを受けて、対前年比で約1割減となり、平成20年以来12年ぶりに対前年比で減少しました。一方で、複数の消防本部からの聞き取りによれば、現場到着所要時間や、病院収容所要時間は、対前年比で延伸したとの報告を受けており、個々の救急活動における負担は、新型コロナウイルス感染症による影響により増大している現状がうかがえるところです。
 こうした影響に加え、高齢化の進展や、環境及び生活様式の変化等を背景として、今後の救急需要はいっそう多様化していくものと見込まれることから、今後とも、救急業務を取り巻く諸課題への対応策を十分に検討し、救急業務を安定的かつ持続的に提供しながら、救命率の向上を図るために必要となる取組を実施することが求められています。
 このような背景を踏まえ、今年度の検討会では、「救急業務の円滑な実施と質の向上」と「救急車の適正利用(適時・適切な利用)の推進」を検討項目とし、「救急業務の円滑な実施と質の向上」については、救急業務におけるメディカルコントロール体制のあり方、蘇生ガイドライン改訂への対応及びICT技術を活用した救急業務の高度化について検討し、「救急車の適正利用(適時・適切な利用)の推進」については、救急安心センター事業(♯7119)の全国展開に向けた検討を行います。
 第1回の会合について、以下のとおり開催しますのでお知らせいたします。

1 日 時
  令和3年6月15日(火)15時00分から17時00分まで ※Web会議による開催
2 場 所
  丸の内永楽ビルディング24階会議室
3 内 容
 (1)今年度の検討事項
 (2)報告事項
 (3)その他
4 傍聴にあたっての注意事項
 (1)会合は公開で行います。
 (2)傍聴を希望する方は、社名、氏名を下記連絡先に登録願います。(6月11日(金)17時まで)

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連絡先
消防庁救急企画室
担当 : 伊藤理事官、山口係長、小渕事務官
TEL:03-5253-7529(直通) FAX:03-5253-7532
E-mail:kyukyusuishin@soumu.go.jp

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