令和3年5月28日

写真撮影

会談

 5月28日、午後3時00分から20分間、茂木敏充外務大臣は、クリスティン・バーグナー・ミャンマー担当国連事務総長特使(H.E. Ms. Christine Schraner Burgener, Special Envoy of the United Nations Secretary-General on Myanmar)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、来日を歓迎し、ミャンマー問題に関するバーグナー特使の尽力に敬意を表した上で、国軍への働きかけ、ASEANやG7との連携、WFPを通じたミャンマー国民への人道支援の実施といった日本の取組について説明しました。これに対し、バーグナー特使は、ミャンマー情勢で日本が果たしている重要な役割及びこれまでの取組や今回の人道支援の実施を高く評価する旨述べました。
  2. バーグナー特使から、訪日前に訪れたタイでのASEAN各国とのやり取りを含め、クーデター発生以降の国連の取組について説明があるとともに、ミャンマーにおける事態打開に向けた日本の支援と知見の提供を期待する旨の発言がありました。茂木大臣からは、ASEANが発表した「5つのコンセンサス」を具体的な成果につなげていくことが重要である旨指摘し、双方は、ASEANの事態打開のための努力を引き続き共に支援していくこと、今後もミャンマー情勢をめぐって緊密に連携していくことで一致しました。