(令和3年5月25日(火)10:15~10:23 於)復興庁621会議室)

 

1.発言要旨

 先週の金曜日のご質問で福島県における凍霜害についてございましたけれども、この問題について一言触れさせていただきます。4月に福島県で発生しました凍霜害につきましては、福島県内で桃などの農産物に甚大な被害が発生しているところでございます。これを受けまして、昨日24日、農林水産省とも協議の上、福島県が、被災農家が生産意欲を損なわず適切な管理を継続していくための取組への支援を決定させていただいたところでございます。

 復興庁としても、今般の凍霜害が復興に支障をきたすことのないよう、関係機関と連携して対応していきたいと考えております。

 私のほうからの冒頭発言は以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)冒頭発言のことでお尋ねしたいんですけど、福島県は昨日、凍霜害の農家への支援策として専決処分で県の支援策を決定しているんですけど、これとは別に復興庁と農水省でも支援策を決定したという整理でよろしいでしょうか。お願いいたします。

(答)県が発表した支援策がありますけど、その中には国からの支援も見込んで発表したものが含まれております。

 支援事業として福島県が発表した中に大きく三つありますけれども、その中に、例えば(福島県の公表資料の)三番目に凍霜害緊急対策事業(果樹産地防霜施設整備対策)ということがありますけれども、これは2分の1は国が補助して、それで、県独自で4分の1を上乗せして、それをトータルでと書いてあるということです。

(問)話題は変わります。

先週金曜日に全国新酒鑑評会の審査結果が発表になりまして、福島県が長野と並びまして金賞受賞銘柄数が8年連続日本一ということで記録を更新しました。新型コロナの影響もありまして、なかなか日本酒の需要が伸び悩んである中ではございますけど、県民にとっては非常に明るい話題なんですが、今回の受賞に関して大臣のご所見をお聞かせください。

(答)一言で言えば、大変に喜ばしいことだと思います。日本酒は今、国内はもとよりですけれども、海外で非常に人気が出つつあるわけでございまして、これから世界的にマーケットが広がっていくだろうと思いますけど、この日本酒の日本一に8回連続で福島県のお酒が選ばれた、蔵元が選ばれたというのは、製造しておられる方々、携わっている方々にとっても大変な励みになりますし、福島県にとっても大変な誇りでございまして、その技術のレベルが評価されたわけで、これからさらに上を目指して頑張って、ともかく世界の人々に愛されるお酒にしていただきたいと思います。

 余談ですけれども、私は、二本松の奥の松ってありますけど、その奥の松の近くで育ちまして。ですから奥の松はずっと知っていまして、その奥の松も含めて17入っているっていうのは特にうれしいかぎりでございまして、暗いニュースが多い中で、福島の皆さんには是非頑張っていただきたいと思います。

(問)先ほどの凍霜害の関係で、ちょっと細かいところで申し訳ないですがお伺いしたいんですが。先々週、福島のJAの関係者の皆さんが農水省にこの凍霜害の支援を要望されたときに、葉梨副大臣のほうから、たしか、復興関連の予算を使ってこの凍霜害を支援するというお話があって、その中の福島県農林水産業再生総合事業なども視野にということだったんですけど、結果として福島県農林水産業再生総合事業などを使って、復興途上にある福島の農業も支援していくことを正式に決めた、そういった意味合いでよろしかったでしょうか。

(答)そういうことだと思います。

(問)分かりました。ありがとうございます。県の事業に国として財政的に支援するということを決めたと。

(答)そういうことです。

(問)新酒鑑評会の話に戻ってしまって恐縮なんですけれど、現在コロナの影響で飲食店の時短営業であるとか、酒類の提供の自粛であるとか、お店でお酒を楽しむ機会というのがどうしても限られてしまっていますけれども、こういう喜ばしいニュースの中でなかなか影響もあるというところで、そのあたりの大臣の受け止めというのはいかがでしょうか。

(答)今は、お酒を提供するお店についてはかなり厳しく規制されていますけど、今はともかくコロナの感染拡大を防ぐというのが最重要課題でございまして、これはそんないつまでも続くことではありませんので、収まればそれが自由になりますので、この間は国民の皆さんには大変ご迷惑をおかけしますし、とりわけ非常事態宣言なんかが出ているところの皆さんにはご迷惑をおかけしますけど、そこはしばらくご勘弁いただくということになろうかと思います。そんなにいつまでも続くことはないだろうと思います。

 ちなみに、私も1回目のワクチンは終わりまして、今、地元のあいさつは、ワクチンに行った、行かないというこれが一つの挨拶になっていまして。今、どんどん進んでいますので、このワクチンが進めば、この問題はかなり収束に向かうではないかと思いますので、もう少し待っていただきたいと思います。

   (以  上)

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