令和3年5月27日

 5月27日(現地時間同日)、標記文書を発出しました。

(声明仮訳)
 我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国のG7外相及びEU上級代表は、5月23日に、独立系のジャーナリストであるロマン・プロタセヴィチ氏及び同行者のソフィア・サペガ氏が搭乗するFR4978便をミンスクに強制的に着陸させ、彼らを逮捕したベラルーシ当局による前例のない行動を最も強い言葉で非難する。

 この行動はFR4978便の乗客及び乗員の安全を危うくした。また、これは民間航空を規律するルールに対する深刻な攻撃ともなった。我々全ての国家及び市民は、民間航空機が安全に運航できるよう、あらゆる国がシカゴ条約の下で自らの義務を履行するために責任をもって行動することに依拠している。我々は、国際民間航空機関(ICAO)に対し、同機関のルール及び基準に対するこの挑戦に緊急に対処するよう求める。

 この行動は、メディアの自由に対する深刻な攻撃でもある。我々は、ロマン・プロタセヴィチ氏及びベラルーシにおいて拘束されている全ての他のジャーナリストや政治犯の即時かつ無条件の解放を要求する。

 我々は、ベラルーシ当局の行動について責任が果たされるよう促すため、適切な場合には更なる制裁を通じたものを含め、取組を強化する。