国交省・新着情報

二級水系も含めた全国の河川で事前放流の体制を整え、出水に備えます!
~事前放流の実施に関する治水協定の締結状況~

令和3年5月26日

 国が管理する1級水系に続いて、都道府県が管理する2級水系についてもダムの事前放流による効果が見込める321水系において治水協定に合意しました。
 今後、台風等による大きな降雨が予測される場合には、全国の各水系において事前放流を行い、洪水リスクの一層の軽減を図ってまいります。

 令和元年12月に策定された「既存ダムの洪水調節機能の強化に向けた基本方針」に基づき、
国が管理する1級水系では、ダムのある全99水系において治水協定に合意し、令和2年6月から
事前放流の運用を開始していますが、都道府県が管理する2級水系についても、ダムのある
355水系のうち、海に近い位置のダムのように事前放流の効果が見込めないダムしかない水系等
を除いた321水系において治水協定に合意しました。
 
※事前放流:水力発電、農業用水、水道等のために確保されている利水容量を活用して、
台風の接近などにより大雨となることが見込まれる場合に、大雨の時により多くの水をダムに
貯められるよう、河川の水量が増える前にダムから放流して一時的にダムの貯水位を下げること。
 
<治水協定※1に合意した水系数、ダム数>

  水系数 ダム数
1級水系 99水系※2

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