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プレスリリース

歴史的⾵致維持向上計画(第2期)の認定について

令和3年5月19日
農林水産省

農林水産省、文部科学省及び国土交通省は、「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(平成20年法律第40号)(通称:歴史まちづくり法)」に基づき、令和3年5月19日付で、亀山市、松本市の歴史的風致維持向上計画(第2期)(通称:歴史まちづくり計画)について、認定を行いましたのでお知らせします。

1.歴史まちづくりとは

全国各地には、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷等から成る市街地と、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業等の人々の伝統的な営みや活動とが一体となって、地域の個性とも言える歴史的な情緒や風情を醸し出すまちが多くあります。
これらを「歴史的風致」として地域固有の資産であると捉え、関係省庁が連携し、ハード・ソフト両面の取組による維持向上を図り、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援しています。
今回の認定により、全国で歴史まちづくり計画に取り組む86都市のうち、第1期計画を完了し、第2期計画の取組を進める都市は27都市となります。

2.各認定都市の歴史まちづくり計画の概要

三重県亀山市(かめやまし)

亀山市では、重要伝統的建造物群保存地区「亀山市関宿(かめやましせきじゅく)伝統的建造物群保存地区」を有する東海道沿道地域において「関の山車(せきのやま)」 の祭りや、伊勢信仰に関わる「お木曳き(おきびき)」、かつて亀山藩の武芸流儀であった心形刀流武芸形(しんぎょうとうりゅうぶげいがた)が続けられ、宿場町及び城下町双方の伝統と町並みを感じられる歴史的風致が形成されています。
第2期計画では、第1期計画の東海道に加え、新たに大和街道(やまとかいどう)等の街道沿いの営みにみる歴史的風致を位置付け、歴史的施設や地域活動拠点となる施設の整備をはじめ、歴史的施設を繋ぐ東海道の美装化等に取り組みます。

関宿
       関宿祇園夏祭り

長野県松本市(まつもとし)

松本市では、国宝「松本城天守」「旧開智学校校舎」及びその周辺の旧城下町において、豊富な井戸水を利用した営みや商都松本を代表する行事である天神祭りやあめ市等により、固有の風情を感じられるほか、周辺の地域における伝統行事などの伝統文化と合わせて7つの歴史的風致を形成しています。
第2期計画では、第1期計画に引き続き歴史的建造物の耐震改修等による保全を図り、良好なまちなみ景観を形成するとともに、松本城三の丸地域及び旧開智学校周辺において、基幹博物館や周辺道路の整備等に取り組みます。

あめ市
      あめ市でにぎわう通り

認定された計画の詳細は、国土交通省ホームページにて紹介しています。
https://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000010.html(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局農村政策部農村計画課

担当者:⼟地利⽤計画班 野中、佐川
代表:03-3502-8111(内線5534)
ダイヤルイン:03-3502-6004
FAX番号:03-3506-1934


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