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海運先進国当局間会議の開催結果について
~新型コロナ感染症拡大への対応や公正な競争条件の確立等について海運先進国間の連携を呼びかけました ~

令和3年5月24日

  • 令和3年5月20日(木)、海運国の担当部局が出席する海運先進国当局間会議(Consultative Shipping Group:CSG)がWEB形式で開催されました。
  • 我が国から、主に船員交代、EU排出権取引制度(EU-ETS)及びパナマ運河通航料金について意見表明等を行いました。

※海運先進国当局間会議(Consultative Shipping Group:CSG)は、毎年1回開催される海運自由の原則を 推進する18ヶ国の海運当局間の政策対話の場で、海運主要国が多国間で集まる唯一の会議。特定国の国際海運に関する市場参入を制限する規制又は政策等に対して、自由で公正な競争条件の確立に向けた取組を行っている他、航行安全及び海洋環境保護等幅広いテーマに関する意見交換を実施。

(1)開催日時及び参加者
     日 時:令和3年5月20日(木)19:00~21:00 ※WEB形式で実施
   参加者:海運先進国当局間会議メンバー国及び欧州委員会(EC)の海運政策担当者
                 ※デンマーク(議長)、日本、ベルギー、カナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、韓国、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、英国
 
(2)我が国の主な発言概要
[1] 船員交代
    円滑な船員交代については、昨年9月に採択された国際海事機関(IMO)の海上安全委員会決議を踏まえ、引き 続き関係省庁と連携するとともに、IMOにおける国際的な議論にも取り組むことを表明しました。
[2] EU排出権取引制度(EU-ETS)
    EU-ETSの進捗状況について、欧州委員会(EC)から報告されるとともに、我が国から、国際海運にかかるCO2排出に対する規制はIMOにおけるグローバルな枠組において議論すべきであり、EU-ETSを国際海運に適用すべきでないとの見解を表明しました。
[3] パナマ運河通航料金
    通航料金について、関係者への十分な周知期間がないまま変更がなされないよう、問題提起し、CSGメンバー国と認識を共有しました。
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)


お問い合わせ先

国土交通省海事局外航課海運渉外室 池田、大熊
TEL:03-5253-8111
(内線内線43-361、43-354) 直通 03-5253-8620 FAX:03-5253-1643

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