令和3年5月10日

 5月7日(現地時間同日)、ブルンジ共和国のブジュンブラにおいて、我が方、今井雅啓駐ブルンジ共和国日本国特命全権大使と先方アルベール・シンギロ・ブルンジ共和国外務・開発協力大臣(H.E. Ambassador Albert SHINGIRO, Minister of Foreign Affairs and Development Cooperation of the Republic of Burundi)との間で、2014年5月23日に書簡の署名・交換済みの無償資金協力「ブジュンブラ港改修計画」(28億円)について、新型コロナウイルス感染拡大に伴う工期延長等の事情から、贈与の限度額を33億6,700万円に変更することに関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ブルンジ最大の国際港ブジュンブラ港は1960年以前に整備され、同国内最大の貿易拠点となっており、近年は周辺国の経済発展も相俟って取扱貨物が急増しています。また国内に埋蔵する豊富なニッケル資源の開発が進むことによる輸出量の増加も見込まれており、同港施設の改修・拡張は喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、ブジュンブラ港における施設の改修・拡張を目的としています。この計画の実施により、同港の貨物取扱量の増大を図り、ブルンジにおける運輸インフラ改善に寄与することが期待されます。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を踏まえた質の高いインフラ投資の推進を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

 ブルンジ共和国の面積は約2.78万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は約1,153万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は280米ドル(2019年、世界銀行)。