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令和3年4月24日
科学技術・学術

 星出彰彦宇宙飛行士の搭乗する米国クルードラゴン宇宙船運用2号機が、日本時間の4月23日18時49分(日本時間)、米国ケネディ宇宙センターより打ち上げられ、24日20時半過ぎに搭乗員全員が国際宇宙ステーション(ISS)に無事入室したとの報告を受けました。長期滞在のスタートを心から喜ばしく思っています。
 
 星出宇宙飛行士は、およそ半年間に亘り、ISSに長期滞在する予定となっています。滞在中には、ISS船長としてクルーの指揮を執るとともに、将来の有人探査に向けた生活水の再生システムの技術実証や、無重力環境の特性を活かしたバイオ実験など様々な科学実験が行われる予定です。
 
 我が国は、これまでのISSにおける活動によって、様々な技術の獲得・蓄積や利用の拡大を行ってきましたが、今後は、アルテミス計画への参画を踏まえ、更なる深宇宙に向けた国際宇宙探査で必要となる技術の実証の場としても活用していくこととなります。
 
 本年秋ごろには日本人宇宙飛行士の募集が予定されており、国民の宇宙への関心が高まっています。このような中、星出宇宙飛行士には、国際的なリーダーシップを発揮していただき、宇宙開発における日本のプレゼンスを向上し、我が国の宇宙開発の未来につながるような活躍をされることを期待しています。

 また、約半年の滞在後に、搭乗員の方々と無事に帰還されることを願っています。

        令和3年4月24日
文部科学大臣 萩生田 光一

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