総務省・新着情報

会見発言記事
武田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和3年4月23日

冒頭発言

 おはようございます。

消費者物価指数

  本日の閣議におきまして、消費者物価指数について報告をしました。
  3月の全国の「生鮮食品を除く総合」は、1年前に比べ0.1%の下落と、8か月連続の下落となりました。これは、電気代や都市ガス代などの「エネルギー」の下落などによるものです。
  他方、「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」は、1年前に比べ0.3%の上昇と、3か月連続の上昇となりました。
  また、併せて公表した令和2年度平均の「生鮮食品を除く総合」は、1年前に比べ0.4%の下落と、4年ぶりの下落となりました。
  今後の新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら、引き続き物価動向を注視してまいります。
  詳細は、統計局にお問い合わせ下さい。

【地方公務員法改正法案の誤り】

  この度、昨年3月に国会に提出し、継続審査となっています「地方公務員法の一部を改正する法律案」に条文の誤りが2件、参考資料の誤りが45件あることが判明いたしました。
  このような誤りがあったこと自体が遺憾であり、さらに、本年3月の全省庁での再点検後に誤りが判明したことは、極めて遺憾であります。心よりお詫び申し上げます。
  今後、同様のことが起こらないよう、責任者の明確化など法案チェック体制の強化、職員の意識付けの徹底、研修の充実など、再発防止に全力を期してまいります。

  私の方からは以上です。

質疑応答

新型コロナウイルスのワクチン接種体制の強化

問:
 新型コロナウイルスのワクチン接種についてお伺いします。一昨日、総理の方から地方自治体の体制強化向けて支援をせよという指示が出たというふうに聞いておりますが、総務省として現状どのような課題があると認識されていて、総理指示を受けて今後どのように対応するお考えかお聞かせください。
答:
 一昨日、総理から、円滑なワクチン接種に向けて、 自治体の支援に万全を期すよう指示を受けました。
  ワクチン接種に関しましては、総務省はこれまで、都道府県・指定都市の幹部と総務省職員との連絡体制を通じ、国の最新の情報を提供するとともに、現場の取組状況や課題を丁寧に聞き取り、関係省庁にフィードバックしてきました。
  現段階では、ワクチン接種体制の構築にあたって、医療従事者の確保、ワクチンの具体的な供給スケジュールなどの課題があると認識しております。
  これから高齢者向けの接種が進んでいきますが、総理からの指示を踏まえ、厚労省との連携体制を充実させるとともに、自治体現場の抱える課題等を丁寧にお伺いしながら、個別自治体の課題解決を促進することにより、ワクチン接種が円滑に進むよう、総務省として、しっかりと責任を果たしていきたいと考えております。

楽天への対内直接投資

問:
 楽天に対して、中国大手ITが出資したことを不安視する声が上がっていると思います。通信事業者を所管する総務省として、この受け止めと今後の対応があればお願いします。
答:
  個別事案に対するコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として申し上げれば、楽天への対内直接投資については、外為法令に基づき、事業所管官庁たる総務省を含めた関係省庁において適切に対応していきたいと考えています。

マイナンバーカードの申請状況等

問:
 マイナポイント事業についてお伺いいたします。申請期日を1か月延長しましたが、延長の効果、カード申請の状況、進捗状況について、お分かりでしたらお聞かせください。
答:
  令和3年4月21日時点で、マイナンバーカードの有効申請受付数の累計は約4,767万枚、交付済件数の累計は約3,733万枚となりました。
  これは、カード未取得者への申請書の個別送付や、マイナポイント事業の対象期間等の拡充、私や副大臣、政務官による企業等への働きかけ、テレビCMなどの政府広報などの効果が現れてきていると考えております。
  今後、市町村の交付体制の更なる強化を図るとともに、厚労省が進めている健康保険証としての利用などの利便性向上、広報・普及活動の強化などにより、令和4年度末には、ほぼ全国民に行き渡ることを目指し、カードの普及に取り組んでいきたいと考えております。

大阪地裁判決の受け止め等

問:
 大阪府泉佐野市が特別交付税の減額は違法で無効だとして大阪地裁に訴えた裁判の中間判決が昨日ありましたが、判決に対する大臣の受け止めと今後の対応を教えてください。
答:
  昨日、大阪地裁において、令和元年度特別交付税の額の決定に関する訴訟について中間判決が示され、特別交付税の額の決定に関する地方団体の訴えが裁判の対象になる旨の判断が示されました。
  今後、訴えの内容の審理に入っていくこととなりますが、しっかりと我々としても主張してまいりたいと、このように考えております。

問:
ありがとうございました。
答:
はい。

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