厚労省・新着情報

日時

令和3年3月10日(水) 13:00~16:00

開催形式

Web会議

出席者

構成員(五十音順)

事務局

議題

1 硫黄島収容地の判定について
2 樺太(サハリン州スミルヌイフ地区)収容地の判定について
3 東部ニューギニア等(オーストラリア・クイーンズランド博物館)収容地の判定について
4 ロシア(ハバロフスク地方第5収容所・第3支部エヴォロン村落その1)埋葬地の判定について
5 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第85特別野戦病院・カルボフカ村)埋葬地の判定について
6 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第15収容所・第1支部クルーブヌィ村)埋葬地の判定について
7 ロシア(ハバロフスク地方第17収容所・第7支部ビヤゼンスカヤ村)埋葬地の判定について
8 ロシア(イルクーツク州第31収容所・第4支部、第32収容所・第4支部)埋葬地の判定について
9 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)ガリョンキ駅南西40kmイリチョフカ)埋葬地の判定について
10 ロシア(アムール州ジャットバ北西4km)埋葬地の判定について
11 ロシア(イルクーツク州マリタ村)埋葬地の判定について
12 ロシア(チタ州(ザバイカル地方)カダラ村・第1墓地、第2墓地、第3墓地)埋葬地の判定について
13 ロシア(ハバロフスク地方第4収容所・第8支部モシカ駅)埋葬地の判定について
14 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第552労働大隊・ノボミハイロフカ村)埋葬地の判定について
15 その他

議事

 
1 硫黄島収容地の判定について
 平成30年6月~7月、11月~12月及び平成31年1月~2月の派遣期間中に検体を採取した硫黄島収容地の52検体について判定を行った。
 その結果、52検体のうち、48検体については日本人の遺骨であると判定され、その他4検体については判定不可とされた。
 
2 樺太(サハリン州スミルヌイフ地区)収容地の判定について
 平成27年11月の派遣期間中に検体を受領した樺太(サハリン州スミルヌイフ地区)収容地の3検体について判定を行った。
 その結果、3検体全てについて日本人の遺骨であると判定された。
 
3 東部ニューギニア等(オーストラリア・クイーンズランド博物館)収容地の判定について
 平成28年3月の派遣期間中に検体を受領した東部ニューギニア等(オーストラリア・クイーンズランド博物館)収容地の7検体について判定を行った。
 その結果、7検体全てについて日本人の遺骨であると判定された。
 
4 ロシア(ハバロフスク地方第5収容所・第3支部エヴォロン村落その1)埋葬地の判定について
 平成22年8月、平成23年8月~9月及び平成24年6月~7月の派遣期間中に検体を採取したロシア(ハバロフスク地方第5収容所・第3支部エヴォロン村落その1)埋葬地の107検体について判定を行った。
 その結果、107検体のうち、74検体については日本人の遺骨であると判定され、23検体については日本人の遺骨である可能性が低いと判定され、10検体については判定不可とされた。
 
5 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第85特別野戦病院・カルボフカ村)埋葬地の判定について
 平成22年8月~9月、平成23年8月~9月及び平成24年8月の派遣期間中に検体を採取したロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第85特別野戦病院・カルボフカ村)埋葬地の93検体について判定を行った。
 その結果、93検体のうち、81検体については日本人の遺骨であると判定され、その他12検体については判定不可とされた。
 
6 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第15収容所・第1支部クルーブヌィ村)埋葬地の判定について
 平成23年8月~9月の派遣期間中に検体を採取したロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第15収容所・第1支部クルーブヌィ村)埋葬地の9検体について判定を行った。
 その結果、9検体のうち、6検体については日本人の遺骨であると判定され、その他3検体については判定不可とされた。
 
7 ロシア(ハバロフスク地方第17収容所・第7支部ビヤゼンスカヤ村)埋葬地の判定について
 平成23年7月~8月の派遣期間中に検体を採取したロシア(ハバロフスク地方第17収容所・第7支部ビヤゼンスカヤ村)埋葬地の14検体について判定を行った。
 その結果、14検体全てについて日本人の遺骨であると判定された。
 
8 ロシア(イルクーツク州第31収容所・第4支部、第32収容所・第4支部)埋葬地の判定について
 平成23年7月、平成24年8月~9月及び平成26年6月~7月の派遣期間中に検体を採取したロシア(イルクーツク州第31収容所・第4支部、第32収容所・第4支部)埋葬地の48検体について判定を行った。
 その結果、48検体のうち、47検体については日本人の遺骨であると判定され、その他1検体については判定不可とされた。
 
9 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)ガリョンキ駅南西40kmイリチョフカ)埋葬地の判定について
 平成23年7月~8月、平成25年8月~9月及び平成26年8月~9月の派遣期間中に検体を採取したロシア(プリモルスク地方(沿海地方)ガリョンキ駅南西40kmイリチョフカ)埋葬地の101検体について判定を行った。
 その結果、101検体のうち、95検体については日本人の遺骨であると判定され、その他6検体については判定不可とされた。
 
10 ロシア(アムール州ジャットバ北西4km)埋葬地の判定について
 平成23年7月~8月の派遣期間中に検体を採取したロシア(アムール州ジャットバ北西4km)埋葬地の19検体について判定を行った。
 その結果、19検体のうち、15検体については日本人の遺骨である可能性が低いと判定され、その他4検体については判定不可とされた。
 
11 ロシア(イルクーツク州マリタ村)埋葬地の判定について
 平成27年7月の派遣期間中に検体を採取したロシア(イルクーツク州マリタ村)埋葬地の27検体について判定を行った。
 その結果、27検体全てについて日本人の遺骨であると判定された。
 
12 ロシア(チタ州(ザバイカル地方)カダラ村・第1墓地、第2墓地、第3墓地)埋葬地の判定について
 平成13年8月、平成14年9月~10月及び平成17年8月~9月の派遣期間中に検体を採取したロシア(チタ州(ザバイカル地方)カダラ村・第1墓地、第2墓地、第3墓地)埋葬地の271検体について判定を行った。
 その結果、271検体のうち、227検体については日本人の遺骨であると判定され、その他44検体については判定不可とされた。
  
13 ロシア(ハバロフスク地方第4収容所・第8支部モシカ駅)埋葬地の判定について
 平成14年7月~8月の派遣期間中に検体を採取したロシア(ハバロフスク地方第4収容所・第8支部モシカ駅)埋葬地の47検体について判定を行った。
 その結果、47検体のうち、45検体については日本人の遺骨であると判定され、その他2検体については判定不可とされた。
 
14 ロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第552労働大隊・ノボミハイロフカ村)埋葬地の判定について
 平成14年6月~7月の派遣期間中に検体を採取したロシア(プリモルスク地方(沿海地方)第552労働大隊・ノボミハイロフカ村)埋葬地の13検体について判定を行った。
 その結果、13検体全てにおいて日本人の遺骨であると判定された。
 
15 その他
 会議の際に構成員から、ロシアの埋葬地での遺骨収集時に、現地の遺骨鑑定人による形質鑑定の結果、ヨーロピアンの遺骨と判断されたものの中に、アジア系のものと判断して良いと考えられる遺骨があるとの指摘があった。
 
以上 

照会先

 

厚生労働省社会・援護局事業課鑑定調整室
 代表:03-5253-1111
 内線:4547

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