令和3年4月16日

 4月15日、米国とGaviとの共催による「COVAXファシリティ増資準備会合(the Gavi COVAX Advance Market Commitment(AMC) One World Protected Event)」がオンライン形式で開催され、茂木敏充外務大臣がビデオメッセージで参加したところ、概要は以下のとおりです。

  1.  本会合は、ブリンケン米国務長官とバローゾGavi理事会議長(元欧州委員会委員長・元ポルトガル首相)が共催し、新型コロナウイルス感染症ワクチンへの公平なアクセス確保のための国際的枠組みであるCOVAXファシリティの途上国向け支援の増資を目的とした「COVAXワクチン・サミット(AMC増資首脳会合)」の準備会合として、同枠組みを通じたワクチン供給にかかる進展や今後のさらなる取組について議論が行われました。
  2.  茂木大臣は、新型コロナ感染症を克服するための国際的な連携の重要性やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現の重要性を強調しました。
  3.  加えて、茂木大臣は、我が国として、6月に開催される「COVAXワクチン・サミット(AMC増資首脳会合)」をGaviと共催することを発表し、国際社会と協力しつつ、COVAXファシリティの取組を引き続き支援していく決意を述べました。

[参考1]ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)
 全ての人が負担可能な費用で質の確保された保健サービスを受けられ、経済的リスクから保護されること。

[参考2]COVAXファシリティ(COVID-19 Vaccine Global Access Facility)
 新型コロナワクチンへの途上国を含めた公平なアクセスの確保のため、Gaviワクチンアライアンス主導の下、立ち上げられた資金調達及び供給調整メカニズム。ワクチンの購入量と市場の需要の保証を通じ規模の経済を活かして交渉し、迅速かつ手頃な価格でワクチンを供給する仕組み。

[参考3]AMC(Advance Market Commitment)
 COVAXファシリティの途上国支援枠組み。

[別添]
 茂木外務大臣ビデオメッセージ(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文 (PDF)別ウィンドウで開く