( 令和3年4月6日(火) 9:10 ~ 9:17 於 ) 復興庁 記者会見室 )

 

1.発言要旨

 

 おはようございます。

 今日は特に私のほうから冒頭発言はありません。もし、ご質問があれば。

 

 

2.質疑応答

(問)二点お伺いしたいんですが、一点目ですけど、昨日、福島県大熊町に複合商業施設が開業いたしまして、大川原地区の生活環境が非常に改善されたというふうにございますが、とはいえ、当初の予定よりはだいぶ計画が遅れまして、住民の方からは、もう少し早くできなかったかというような意見が聞かれているというふうに聞いております。今後も避難指示が解除された地域では同種の例が続くかと思いますが、こういった商業施設やニーズが高い医療福祉施設の整備に向けて今後、どのように取り組まれるお考えかお聞かせください。

(答)大熊町の、この前、総理と行きまして、それを見せていただきましたけど、大変に立派な施設で、賑わいが期待されるというふうに思ったんですけど、ともかく、被災地のこれからの復興に当たって、私たちはこういった商業施設も含めて、人口が今、減少気味なので、しっかりした賑わいのあるまちづくりを応援していかなければいけないなと思います。

 ともかく、その地に戻ってきたいと、それで生活をもう一回そこでしてみたいと思っておられる方が多いわけで、そして、なかなか今、まだ避難された方が戻ってこられないわけで、そういった方々に戻っていただけるよう、そのためにはこういった商業施設もそうですけど、教育環境とか医療環境とか、そういったものをしっかり整えていくことが必要なんで、生活環境の整備といいますか、こういったことをしっかり応援させていただきたいということで考えております。

(問)もう一点伺いたいのは、同じく国が復興支援道路と位置付けている福島県の相馬福島道路が今月中に開通する見通しになりまして、こちらは地震の影響で若干工事が遅れるというようなトラブルもありましたが、地元にとってみれば、非常に期待が持てる道路の開通ということですが、福島県においては現行で予定されているハードの中で、今回のこの相馬福島道路は今挙がっている計画の中でも、ほぼ最後のインフラ整備という形になりまして、国際教育研究拠点の今後やるべきことはありますけど、今計画されている中では最大級のインフラ整備が整うということですが、今回の開通に当たっての大臣の所見をお伺いしたいと思います。

(答)この道路は、私もまだ開通前に通りまして、ちょっとの区間でしたけれども、これは開通すれば非常に便利になるなということを痛感していたところでございまして、今回、24日ですか、全線開通ということになりまして大変に喜ばしく思っているところでございまして。この道路の開通によりまして、浜通りと中通りが非常に便利になるわけで、当然のことながら物流とかそういった面でいろんな大きな効果が期待されますし、また、医療活動とか生活面でもいろいろと大きな効果が期待されるのではないかなと思います。

 私もこの浜通りのほうに行きまして、それで最後、福島から帰るときにこの道路を何度か使わせていただきましたけど、ともかくかなり混雑する所で、今度の開通を地元の方々は大変に喜んでおられるのではないかなと思います。

 しかし、これで道路は終わりではなくて、またいろいろと必要な所があれば、今、お話では終わりということですけど、一応大きなのは終わりですけれども、私たちは必要なところはしっかり応援はしていきたいということで考えております。

(問)福島県の帰還困難区域の復興拠点外の避難指示解除、それに関連してちょっとお伺いしたいと思います。

 先日、福島民報のほうでもちょっと報じさせていただきましたが、富岡町のほうで、加速化交付金を使って独自の復興拠点外の利活用、解除に先行して利活用の在り方を検討していくと、そういった動きがちょっと出てきています。以前から双葉町のほうも帰還困難区域全域解除を求めるなど、やっぱり地元のほうでも避難指示解除の動きを早く示してほしいという、そういったご意見は日に日に高まっているとは思いますが、大臣は以前から復興支援検討の加速化ということでおっしゃっていましたが、やはり具体的な動きを見せることも必要になっている時期ではないのかなと思いますが、今のお考えをお聞かせいただければと思います。

(答)今のご指摘のとおりだろうと思います。拠点区域外の、いわばそういった避難指示解除につきましては、いろんな方からいろいろとご意見を伺っております。私たちはそういったご要望とかご意見に謙虚に耳を傾けて、しっかり取り組んでいく必要があるのではないかなと思っております。

 いずれにしましても、拠点区域外のいわば避難指示解除の問題については今、政府内でもいろいろと検討しているわけですけれども、その際に大事なことは、そういったご意見とかご要望、地域の方の声にしっかりと耳を傾けて、そういった地域の方々のお気持ちに寄り添う形で私たちの取り組みを決めていくことではないかなと思っております。

 

 
  (以  上)

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