厚労省・新着情報

報道関係者 各位

~技能を駆使した付加価値の高い製品等※1113件を認定~

   厚生労働省は、このたび、令和2年度の「グッドスキルマーク」として113件の製品等※1を認定しました。この認定により、これらの製品等に「グッドスキルマーク」のロゴ表示が認められるとともに、これらの製品等の製作に携わる一級技能士など205人に「グッドスキルマーク認定証」が交付※2されます。
 グッドスキルマークとは、一級技能士等※3がその技能を駆使した付加価値の高い製品等であることを示すためのマークです。平成29年度から実施しているこの制度は※4、直接、国内外の消費者に対してアピールし、ものづくり日本の再興と熟練技能の継承を図ることを目的としたもので、申請された製品等について、外部有識者等の委員によって構成されたグッドスキルマーク審査委員会が審査し、認定しています。
 
 厚生労働省では、グッドスキルマークを通じて、技能検定制度※5の推進を図りながら、技能を活かした製品等の普及を進めていきます。

※1 「製品等」とは、製品、建築物、役務の提供を指します。当初、「製品」と「建築物」を対象にしていましたが、平成30年度からは新たに「サービス等」も対象になりました。「サービス等」には、調理、レストランサービス、その他の一級技能士等による役務の提供が含まれます。
※2 グッドスキルマーク事務局(中央職業能力開発協会)から交付されます。
※3「一級技能士等」とは、技能検定試験に合格した特級技能士、一級技能士、単一等級の技能士を指します。
※4 過去4回(令和元年度のみ上半期と下半期の2回開催)で158件の製品等を認定しています。グッドスキルマークに認定されると10年間表示が可能です。
※5「技能検定制度」は、働く上で身につけるべき、または必要とされる技能の程度を国として証明するもので、現在、130職種で実施しています。この試験に合格した人だけが「技能士」を名乗ることができます。

■ グッドスキルマークのデザインの趣旨

グッドスキルマークロゴ

●一流を意味する、「Ⅰ(ファースト)」の組み合わせです。
● 優れた技能は、努力と鍛錬によって培われた「一流」のコツが集積、形成されていることを表現しています。
● 「ギ能」の価値を「支え」、「支持し」、「支援する」マークであることも示唆しています。
 

■ グッドスキルマークの表示例

【認定製品等のタグへの表示例】

認定製品等のタグへの表示例その1

認定製品等のタグへの表示例その2

【認定製品等の包装紙への表示例】

認定製品等の包装紙への表示例

■ グッドスキルマーク表示の対象となる製品等の範囲

以下の要件をすべて満たした製品等をグッドスキルマーク表示の対象とします。
 
1.技能検定職種による技能と関係のある技能を駆使した製品等であること。
2.一級技能士等が製品等の完成までの全工程において一貫して関与し、技能を駆使した製品等であること。

 
※ 製品等の全工程のうち、一級技能士等が関与していない部分が一部あっても、その部分を一級技能士等に相当する者が関与している場合、一級技能士等が製品等の完成までの全工程において一貫して関与した製品等であると認める場合があります。
※ 工業製品等またはそれに相当するとみなされる場合は対象としません。

【参考】技能検定制度のポータルサイト「技のとびら」

    https://waza.mhlw.go.jp/

【添付資料】

令和3年3月30日(火)
【照会先】
人材開発統括官付
 能力評価担当参事官室

 参事官 : 山地 あつ子
 室長補佐: 引田 茂

(代表電話) 03(5253)1111(内線5941)
(直通電話) 03(3502)6958
 

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