令和3年3月26日
水産庁

新たな資源管理の実施に向け、国立研究開発法人 水産研究・教育機構において、MSYベースの新たな資源評価に基づき、カタクチイワシ対馬暖流系群及び太平洋系群、マダラ本州太平洋北部系群及び本州日本海北部系群等5魚種7系群の資源評価結果(神戸チャート)が取りまとめられましたのでお知らせします。

1.趣旨

改正漁業法における新たな資源管理においては、現在の環境下において持続的に採捕可能な最大の漁獲量(最大持続生産量:MSY)を達成できる資源水準に、水産資源を維持又は回復させることを管理の目標としています。
このような新たな資源管理の実施に向け、カタクチイワシ対馬暖流系群及び太平洋系群、マダラ本州太平洋北部系群及び本州日本海北部系群等の5魚種7系群について、今般、国立研究開発法人 水産研究・教育機構において、資源評価結果が取りまとめられ、公表されました。
なお、資源評価は国立研究開発法人 水産研究・教育機構及び関係都道府県の試験研究機関が共同実施機関として行っています。
今後、上記の共同実施機関に漁業者等も含めた利害関係者の間で資源管理目標や漁獲シナリオの検討がなされていきます。

〈神戸チャートとは〉
資源量と漁獲の強さについてMSYを達成する水準(MSY水準)と比較した形で過去から現在までの推移を示した図。

2.資源評価結果の概要

カタクチイワシ対馬暖流系群及び太平洋系群、ウルメイワシ対馬暖流系群、マダラ本州太平洋北部系群及び本州日本海北部系群、ムシガレイ日本海南西部系群、ソウハチ日本海南西部系群の5魚種7系群の資源評価結果の概要につきましては、国立研究開発法人 水産研究・教育機構が取りまとめた添付資料を御覧ください。
なお、詳細については、以下のURLで公表しています。
http://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/

<添付資料>
カタクチイワシ対馬暖流系群
カタクチイワシ太平洋系群
ウルメイワシ対馬暖流系群
マダラ本州太平洋北部系群
マダラ本州日本海北部系群
ムシガレイ日本海南西部系群
ソウハチ日本海南西部系群

お問合せ先

(資源評価結果の公表について)
水産庁増殖推進部漁場資源課
担当者:沿岸資源班 上田、小川、菅
代表:03-3502-8111(内線6800)
ダイヤルイン:03-6744-2377
FAX番号:03-3592-0759

 

(資源評価結果の内容について)
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所
担当者:小倉、錢谷
代表:045-788-7615(内線7960)
FAX番号:045-227-2700