厚労省・新着情報

 「雇用保険被保険者数お知らせはがき」(以下「はがき」という。)は、雇用保険の手続漏れを防止する観点から、毎年3月にすべての雇用保険適用事業所(以下「事業所」という。)に対して、各事業所の被保険者数等をお知らせするために発送しているものです。
 このたび、本年3月に発送したお知らせはがきのうち、東京労働局管轄の事業所に対して発送したはがきの印刷内容の一部に誤りがあったことが判明しましたので、その内容等について下記のとおり公表します。
 本件に伴い、東京労働局管轄の事業主・社会保険労務士・労働保険事務組合の皆さまには、多大なご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 今後このようなことがないよう、十分注意してまいります。
 
1.事案の概要
 令和3年3月2日にはがきを郵便局に持ち込み発送を開始したところ、はがきを受け取った事業所の方から「管轄公共職業安定所の記載が誤っているのではないか」との問い合わせがあったため確認したところ、はがきに掲載された情報のうち、労働保険番号及び管轄公共職業安定所について、別事業所に関する情報が掲載されていたことが判明した。
 誤りがあったのは、331,624事業所(全て東京労働局管轄)。 

 (※)なお、労働保険番号のみをもって、第三者が当該事業所を特定することや当該事業所に関するその他の情報を入手することはで
   きない。また、雇用保険や労働保険に関する各種手続においては、都道府県労働局、公共職業安定所又は労働基準監督署におい
   て、労働保険番号と事業所名や所在地等のその他の事業所情報が一致していることを確認するため、誤って記載された別事業所に
   関する労働保険番号が不正に使用されることはない。

 
2.発生原因
 お知らせはがきを送付するために、ハローワークシステムから抽出した事業所情報を補正(※1)する際、東京労働局管轄事業所のファイルについて、操作を誤ったもの(※2)
 なお、他の労働局管轄事業所のファイルについては、操作に誤りはなかったことを確認済み。

 (※1)ハローワークシステムに登録されている事業所名は、雇用保険適用事業所設置届に記載された事業所名をOCRで読み込んでい
    るため、漢数字の「一(いち)」や「十(じゅう)」が「-(ハイフン)」や「+(プラス)」と認識されている場合があり、
    これを補正する作業を本省雇用保険課で実施。
 (※2)補正を行う必要があるデータを抽出して必要な処理を行った後、元の順番(雇用保険適用事業所番号順)に戻す際、対象範囲
    となるデータ項目として労働保険番号及び管轄公共職業安定所を誤って指定し漏れていたため、その他の情報(事業所名、雇用
    保険適用事業所番号、所在地等)とずれが生じたもの。

 

 3.対応
 今回の事案に関するお詫びと注意喚起のリーフレット(別紙参照)を厚生労働省ホームページに掲載するとともに、東京労働局管内及び近郊のハローワークにおいて掲示、配布等を行う。
 
4.再発防止策
 今回の事案は、本来予定していなかった事業所情報の電子ファイルの補正を職員が手入力で行ったことが主たる原因である。このため、はがき印刷業務における事業所情報の受け渡しの際には、事業所情報のファイルをテキストデータとして読み込むことを仕様書で明確にすることにより、業務フローにおいて補正が生じない仕組みとする。

〔別紙〕印刷内容の誤りに関するお詫びと注意喚起[PDF形式:290KB]

 

 

令和3年3月19日(金)
【照会先】
職業安定局雇用保険課

課長
長良 健二

課長補佐
樫村 拓郎

(代表電話) 03 (5253) 1111(内線5760)
(直通電話) 03(3502)6771

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