令和3年3月19日

　3月19日（現地時間18日）、ペルー共和国の首都リマにおいて、我が方、片山和之駐ペルー共和国日本国特命全権大使と先方アラン・バグネル・ティソン外務大臣 (H.E. Mr. Allan Wagner Tizón, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Peru)との間で、供与限度額を7,460万円とする一般文化無償資金協力「ピスカクチョ地区のマチュ・ピチュ歴史保護区ビジターセンター展示機材整備計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

　マチュ・ピチュ歴史保護区は、マチュピチュ遺跡に加え、ペルー全体の約24％に相当する種類の鳥類や、約16％に相当する種類の植物等、多様な動植物相を含む自然環境を有し、1983年に文化・自然の両面でユネスコ世界遺産（複合遺産）にも登録されています。本件協力ではピスカクチョ地区にあるマチュ・ピチュ歴史保護区ビジターセンターの展示機材を整備することにより、国内外からの訪問者や地域住民に対する自然・文化資源保護に関する啓発活動が促進され、ひいては同国の自然・文化遺産の保護に貢献することが期待されます。

　ペルーの面積は約129万平方キロメートル（日本の約3.4倍）、人口は約3,251万人（2019、世界銀行）、1人当たりの国民総所得（GNI）は6,740米ドル（2019年、世界銀行）。