国交省・新着情報

脱炭素社会の実現に向けたブルーカーボン・オフセット制度の試行について
~「J ブルークレジット」証書交付式を開催します~

令和3年3月16日

 国土交通省では、脱炭素社会の実現に向けて、国際物流の結節点・産業拠点となる港湾において、「カーボンニュートラルポート(CNP)」の形成に取り組んでおり、その一環として、CO2吸収源であるブルーカーボンを活用した港湾・沿岸域における環境価値の創出に関する検討を進めています。
 この度、ブルーカーボンのオフセット制度の構築に向け、CNP 検討会を開催している6地域のうち横浜港において、企業とのクレジット取引の試行を行いましたので、「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)」による「J ブルークレジット」証書交付式を開催します。

 沿岸域の藻場等に生息する海洋植物にCO2として取り込まれた炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、国連環境計画の報告書(2009 年)において、
CO2吸収源の新たな選択肢として提示されています。昨今、SDGsやESG 投資に世界の関心が高まる中、ブルーカーボンの環境価値についても
企業等からの注目が集まっています。

 このため、国土交通省では、令和元年度に「地球温暖化防止に貢献するブルーカーボンの役割に関する検討会」を設置し、ブルーカーボンを活用
した港湾・沿岸域における環境価値の創出に関する検討を進めています。ブルーカーボン生態系の拡大を図るためには、SDGs 等に取り組む企業
からの関心を呼び込み、NPO・市民団体等による藻場の保全活動(例.アマモの移植)等を支援する新たな資金メカニズムの構築が必要であり、昨
年12 月に策定された「2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」においても、藻場・干潟等を対象としたカーボンオフセット制度の検討を
行うことが掲げられたところです。

 上記検討会での議論を踏まえ、「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)」(令和2年7月 国土交通大臣による設立認可)が、藻場・干潟等を
対象としたブルーカーボン・オフセット制度の試行を行いました。藻場の保全活動により創出されたCO2吸収量について、第三者委員会による認証
を経て、企業とのクレジット取引の試行を行いましたので、「Jブルークレジット」証書交付式を、下記のとおり開催します。

 
1.日  時 :令和3年3月18 日(木)14:00~15:20
2.場  所 :笹川平和財団ビル11 階 国際会議場(東京都港区虎ノ門1-15-16) ※WEB 併用
3.概  要 :ブルーカーボン・オフセット制度の試行の報告
         「J ブルークレジット」証書の交付
        NPO・市民団体等(クレジット創出者)及び企業(クレジット購入者)の取組紹介
4.添付資料  :本制度の試行の詳細については添付資料を参照
5.関連サイト:「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)」(https://www.blueeconomy.jp/)

取材を希望される方は、3月17 日(水)17 時までに、下記担当者あて、メールにてご連絡下さい。
なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、WEB 取材となる場合もありますので予めご了承下さい。
<担当者メールアドレス>
■渡邉 watanabe-h22i@mlit.go.jp
■伊庭 iba-k23m@mlit.go.jp
■栗田 kurita-k89ff@mlit.go.jp

添付資料

報道発表資料(PDF形式)


お問い合わせ先

国土交通省港湾局 海洋・環境課 渡邉、伊庭、栗田
TEL:03-5253-8111
(内線46654、46652、46682) 直通 03-5253-8685

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