令和3年3月9日

3月9日、我が国政府は、イエメンにおける食料危機に対する支援として、1,000万ドル(11億円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

1 イエメンにおいては、長引く紛争の影響により人道状況が悪化しており、多くの国民が食料不足、栄養不良の状況にあります。今回の支援は、国連世界食糧計画(WFP)及び国連児童基金(UNICEF)を通じ、イエメンにおける食料、栄養状況の改善を支援するものです。この協力により、以下のような貢献が期待されます。

  • 約55万2,000人に対する食料支援。
  • 栄養不良の子ども約1万3,000人に対する、栄養物資の配布・治療。

2 日本政府は、イエメンに対する人道支援に取り組んできており、今後も、関係国と連携しつつ、引き続きイエメンにおける平和と安定の実現に取り組んでいく考えです。

[参考]国際機関別支援額の内訳
(1)国連世界食糧計画(WFP)経由:500万ドル(5億5,000万円)
(2)国連児童基金(UNICEF)経由:500万ドル(5億5,000万円)