総務省・新着情報

会見発言記事
武田総務大臣閣議後記者会見の概要
令和3年3月5日

冒頭発言

   おはようございます。

総務大臣によるタイムスタンプ認定制度の創設

  今般、デジタルデータが、ある時点から改ざんされていないことを保証する仕組みである「タイムスタンプ」の認定制度を創設することとしました。
  同様の認定制度は、これまで一般財団法人日本データ通信協会が、民間の取組として運営してきましたが、タイムスタンプの利用を一層拡大し、海外とのデータ流通を容易にする上で、国が関与する信頼性の高い制度としていくことが適当との観点から、有識者検討会での御議論を踏まえ、総務大臣による認定制度を来年度から創設することとしたものであります。
  詳細は、サイバーセキュリティ統括官室にお問合せください。

  私からは、以上です。

質疑応答

国家公務員倫理の遵守

問:
  週刊誌で報道された、総務省幹部、谷脇総務審議官とNTTの接待問題について、倫理審査会への通知内容と今後の調査範囲について、事実関係、大臣から教えていただけますでしょうか。
答:
  お答えする前に、本当に重ね重ね、行政、そしてまた国家公務員に対する疑念を招くに至ったこと、本当にお詫びを申し上げたいと存じます。しっかりと事実関係を明らかにして、再発防止並びに国民に対する信頼回復に向けて、全力で組織を挙げて取り組んで参りたいと考えております。
  今回報道された通信事業者との会食について、谷脇総務審議官・巻口国際戦略局長に対し、事実関係を確認したところ、報道された会食への参加については認めました。3月3日付で、倫理審査会へ調査を開始する旨の通知を行うとともに、総務省における調査を開始したところであります。端緒に関する報告も併せて行いました。
  今からは、報道された職員に限定することなく、可能な限り対象職員を広げて、徹底的に調査する旨指示を出したところであります。国家公務員倫理審査会の指導もいただきながら、可能な限り迅速に進めてまいりたいと考えております。

検証委員会の設置

問:
  東北新社の接待の問題を受けた検証委員会ですが、今後のスケジュールはどうなりますでしょうか。
答:
  様々な意見をお聞きしながら、今、その委員会のメンバーというか、委員会自体はどうあるべきかという「そもそも論」に入って、有識者にいろいろとお話を伺っている段階であって、我々が勝手に進めるというのもおかしな問題になってまいりますので、貴重なご意見を賜りながら、できるだけ早急に立ち上げられるように努力していきたいと思います。

ソフトバンク代理店元経営者による顧客情報の不正使用

問:
  先日警視庁がソフトバンクの販売代理店の社長、顧客情報を持ち出して不正競争防止法違反容疑で逮捕しました。代理店の顧客情報については過去に問題になることもあって、総務省が指導したこともあります。大臣の受け止めと、総務省の対応をお願いします。
答:
  報道については承知しておりますが、今後、事実関係など、ソフトバンクに確認した上で、個人情報の保護が適切に図られるように、関係法令及び関係ガイドラインに則り、適切に対応してまいりたいと考えています。

問:
  ありがとうございました。
答:
  はい。

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