令和3年3月5日、菅総理は、総理大臣官邸で第57回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。

 会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「国民の皆さんの御協力により、新規感染者数はピーク時から8割以上減少し、宣言の対象地域においても、ほとんどの指標で当初目指した基準を満たしています。しかしながら、病床のひっ迫状況など、一部には厳しい指標も見られます。
 この中で、感染拡大を抑え込むと同時に、状況を更に慎重に見極めるために、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県において、緊急事態宣言を3月21日まで延長することとします。1都3県においては、飲食店の時間短縮を始めとするこれまでの対策を、各自治体と連携し徹底してまいります。それ以外の地域についても、緊張感を緩めることなく、感染防止策を続けてまいります。
 卒業式、入学式、歓送迎会、お花見などにおいても、大人数の会食はお控えいただくようお願いします。解除後の地域においても、会食はできるだけ家族、または4人以内でお願いします。
 今後、感染の再拡大を早期に探知するため、繁華街などにおけるモニタリングの検査や、高齢者施設などにおける集中的な検査を実施します。
 新型コロナの影響が長引く中、女性の非正規やひとり親の方々を始め、就業に困難を抱えている方々、望まない孤独、孤立で不安を抱えている方々について、今月中旬にも関係閣僚会議を開催し、支援策を取りまとめます。
 国民の命と暮らしを守るために、各大臣におかれては、本日の決定に基づいて、改めて対策を徹底していただきますようにお願いいたします。」

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