令和3年3月2日

3月1日午後11時(日本時間)から、鷲尾英一郎外務副大臣は、オンライン形式で開催された、国連、スイス及びスウェーデン政府主催の「イエメン人道危機に関するハイレベル・プレッジング会合」に、我が国代表としてビデオメッセージにより出席しました。

  1. 冒頭、共同議長であるグテーレス国連事務総長、カシス・スイス副大統領兼外相及びリンデ・スウェーデン外相等から、「世界最悪の人道危機」とされるイエメンの深刻な人道状況について説明があり、国際社会による支援の重要性が呼びかけられました。
  2. 鷲尾外務副大臣は、ステートメント(PDF)の中で、日本が、主要ドナー国としてイエメンの人道状況改善に引き続き貢献していくとの決意を述べつつ、2021年には我が国として少なくとも総額約4,900万ドルの支援を行うことを決定し、これらの支援により新型コロナウイルスによる経済社会的影響や食料危機の緩和等につながることを期待する旨述べました。
  3. また、鷲尾外務副大臣は、イエメンにおける人道的惨状の終結に向け、政治的解決に向けた機運を高め、当事者たちが建設的な一歩を踏み出すことが必要である旨を訴えるとともに、日本政府として、今後も関係国と連携しながら、人道及び政治両面での取組を継続し、イエメンの平和と安定に向け貢献していく旨述べました。