令和3年2月26日

 2月25日(現地時間同日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、我が方、加藤正明駐ブルキナファソ日本国特命全権大使と先方サンドラ・ラトゥフ国連児童基金ブルキナファソ事務所代表(Ms. Sandra LATTOUF, Representative, the United Nations Children’s Fund for Burkina Faso)との間で、供与限度額13.50億円の無償資金協力「中央地方及び中央南部地方における中学校建設計画(UNICEF連携)」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、前期中等教育の総就学率は改善しているものの、中学校施設の不足のため、現在も約50%に留まっており、初等教育の修了者が中学校へ進学する割合は限られています。また、学校施設の不足から一教室当たりの収容生徒数が多いため、過密状態での授業、学習を強いられており、教育の質の面でも課題が残されています。
  2. この協力は、中央地方及び中央南部地方を対象に中学校18校の新設及び必要な機材整備を進めることにより、対象地域における前期中等教育へのアクセス及び学習環境の改善を図るものです。
  3. 我が国は、TICAD7において「質の高い教育の提供」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

 ブルキナファソの面積は、27万4,200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は1,975万人(2018年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は670米ドル(2018年、世銀)。