令和3年2月25日

2月25日、午後4時25分から約30分間、茂木敏充外務大臣は、エルワン・ブルネイ・ダルサラーム国第二外務大臣(Dato Seri Setia Haji Erywan bin Pehin Datu Pekerma Jaya Haji Mohd Yusof, Minister of Foreign Affairs II, Brunei Darussalam)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、ブルネイのASEAN議長国就任に祝意を表明し、日本はASEAN関連会議の成功に向け協力を惜しまない旨伝達しました。
  2. 両大臣は、ミャンマー情勢について突っ込んだ意見交換を行い、共に重大な懸念を有していることについて一致しました。茂木大臣からは、発砲など民間人に対する暴力的な対応の即時停止、アウン・サン・スー・チー最高顧問を含む拘束された関係者の解放や民主的な政治体制の早期回復をミャンマー国軍に対して引き続き強く求めていく方針を伝えました。また、エルワン大臣から、ASEAN議長国としてのASEAN内でのミャンマー情勢への取組の説明を受けました。両大臣はこの問題の重要性について一致し、今後も連携していくこととしました。
  3. 茂木大臣から、中国の海警法に関する深刻な懸念を表明し、両大臣は、東シナ海・南シナ海、北朝鮮などの地域情勢や、インド太平洋に関する協力について、今後も緊密に連携していくことで一致しました。また、茂木大臣から、拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求めました。