2021年2月24日

経済産業省は、繊維産業におけるサステナビリティの取組を促進するため、「繊維産業のサステナビリティに関する検討会」を新たに設置し、第1回を2月25日に開催します。

1.趣旨

2015年に国連で「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals (SDGs))が採択され、国際的にサステナビリティへの機運が高まっています。欧州でも欧州委員会(EU)が「サーキュラー・エコノミー・アクション・プラン」を発表するなど、サステナビリティに関する取組が進められています。

繊維産業は、糸や生地の素材の製造に始まり、製品の企画・製造から流通・販売に至るまで、長いサプライチェーンを築いていることが特徴です。各工程においてサステナブルな取組が求められており、我が国企業においても、環境に配慮した素材の開発、国際的な認証取得、店頭回収などの取組を開始しています。

加えて、責任あるサプライチェーン管理は、今後の企業経営にとって重要な視点となっております。

また、我が国の繊維産業は、新型コロナウイルスの感染拡大により、大きな影響を受けています。一方で、サステナビリティを踏まえた経営戦略の見直しなど、新たな取組を開始する事業者も出始めています。

本検討会では、こうした状況を踏まえ、繊維産業におけるサステナビリティへの取組を促進するため、「供給構造」、「環境配慮」、「責任あるサプライチェーン管理」等について議論・検討し、とりまとめる予定です。

2.スケジュール等

第1回を2月25日に開催します。以降、月1回程度開催し、今夏を目途にとりまとめ予定です。

なお、委員等による率直かつ自由な意見交換を確保するため、本検討会は非公開としますが、資料及び議事概要を公表する予定です。

 

担当

製造産業局生活製品課長 永澤
担当者: 岡林、河原木

電話:03-3501-1511(内線 3861)
03-3501-0969(直通)
03-3501-0316(FAX)