令和3年2月19日
農林水産省

~第7回日豪ハイレベル農業対話(次官級)を開催~

本日(2月19日(金曜日))、「第7回日豪ハイレベル農業対話」がテレビ会議形式で開催されました。我が国から大澤農林水産審議官が出席し、新型コロナウイルスの感染が拡大する中での日豪の農業をめぐる情勢、両国間の農業に関する協力等について意見交換を行いました。また、今回の対話では、国レベルでもフードバリューチェーンの構築に貢献する協力を行っていくことが確認されました。

1.日豪ハイレベル農業対話とは

「日豪ハイレベル農業対話」は、日豪農業担当省の次官級による両国の農業政策について情報交換を行う会議で、2004年から不定期に開催されています。これまで、日本と豪州で交互に開催されてきましたが、今回は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響に鑑み、テレビ会議形式で開催されました。

2.今回の日豪ハイレベル農業対話

今回の日豪ハイレベル農業対話では、日本側から大澤誠農林水産審議官(日本側代表)ほか、豪州側からは、アンドリュー・メットカーフ農業・水・環境省次官(豪州側代表)ほか関係者が出席しました。

会議では、日豪両国の目下の懸案である新型コロナウイルス感染拡大が両国の農業に与えた影響についての情報交換、今後の農業分野における二国間の協力の方向についての意見交換等を行いました。これらの結果も踏まえつつ、日本及び豪州が直面する農業分野の課題に連携して取り組んでいくことで一致しました。

3.豪州とのフードバリューチェーン構築に貢献する協力を確認

農林水産省は、豪州連邦政府からの要請に基づき、2016年から北部豪州を中心にフードバリューチェーン構築に向けた取組を展開しています。具体的には、豪州での農業生産に関心の高い日本生産者の事業展開や、豪州への農業・食品分野への投資促進に向けた取組を行っています。この中で、北半球の日本と南半球の豪州の季節が正反対であることを利用し、ASEAN(アセアン)市場等へ農水産物を通年供給するフードバリューチェーン構築に向けた取組などを各州・地域で展開しています。今回の日豪ハイレベル農業対話では、国レベルでもフードバリューチェーンの構築に貢献する協力を行っていくことが確認されました。

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