令和3年2月16日

 2月16日、我が国政府は、アゼルバイジャンとアルメニアとの軍事衝突に起因する人道危機に対する支援として、480万ドル(5億2,800万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

  1. 今回の協力では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(UNICEF)、国際移住機関(IOM)、国連世界食糧計画(WFP)及び赤十字国際委員会(ICRC)を通じ、避難所の修復や医療分野の支援、援助物資の供与等、生活環境改善等のための支援を実施します。
  2. この協力により、各国において以下のような支援が想定されています。
  • (1)アゼルバイジャン
  • 1つの基幹病院に対し、医療機材の供与。
  • 約500人の安全な水へのアクセスを確保。
  • 約6,400人に対し、シェルターの修復や越冬のための援助物資の供与。
  • 約8,000人に対する食料支援の実施。
  • (2)アルメニア
  • 6つの病院への医療技術指導、複数の保健施設に対する医療資機材の供与。
  • 3つの小学校に手洗い場を設置、安全な水へのアクセスを確保。
  • 約2,300人に対し、衛生用品等の援助物資を供与。
  • 3か所の避難所の修復や改修。
  • 約4,000人に対し、越冬のための援助物資の供与。
  • 17の保健施設に医療器具を供与。
  • 15の学校施設の修復や教育用品の供与。
  • アゼルバイジャン 120万ドル
  • アルメニア 360万ドル
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)経由:235万ドル
  • 国連児童基金(UNICEF)経由:100万ドル
  • 国際移住機関(IOM)経由:20万ドル
  • 国連世界食糧計画(WFP)経由:25万ドル
  • 赤十字国際委員会(ICRC)経由:100万ドル