令和3年2月10日、菅総理は、総理大臣官邸で日本医師会長との意見交換を行いました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「まずは、これまで、中川会長の御指導の下に地区医師会や地域の医療機関が、各自治体と力を合わせて、接種体制の構築に向けた準備を進めていただいていますことに、心から感謝申し上げます。
 ワクチンについては、有効性・安全性を確認した上で、来週半ばには医療関係者への接種を開始し、高齢者については4月から接種したいと思っています。
 ワクチンは、感染対策の決め手であり、全ての国民の皆さんに、安心して接種していただける体制を構築することが、国の責務だと考えております。このため、地域の医療機関の方々の御協力が不可欠であります。是非、接種の実施に御協力をお願い申し上げます。
 なお、自治体のワクチン接種事務の費用については、国が全額負担すると申し上げてきましたが、市町村の御意見を踏まえ、当初設定しておりました補助額をほぼ倍増することにしました。地域の医療機関の方々に御協力いただくために必要な経費を、しっかりと支援していきたいと思っています。
 また、V-SYS(ワクチン接種円滑化システム)への登録は、接種状況の把握のために必要であり、御協力をお願い申し上げます。さらに、接種履歴の迅速な確認のため、接種者管理のためのデータベースの整備を検討しており、こちらも併せてお願い申し上げます。
 日本医師会におかれては、引き続きリーダーシップを発揮していただき、ワクチン接種体制の整備への格段の御支援を賜りますように心からお願い申し上げします。」

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